機長の呼気からアルコール検出 ORC、2便遅延

 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は7日、午前8時20分長崎発対馬行きに乗務予定だった男性機長(44)の呼気からアルコールが検出され、乗務員を交代させたと発表した。長崎-対馬の計2便が最大約25分遅れで運航し、予約客計59人に影響が出た。
 同社によると、乗務前の午前7時35分に実施したアルコール検査で、呼気1リットル当たり0.23ミリグラムを検出。機長は休日だった6日正午から午後10時にかけ、自宅で500ミリリットルの発泡酒を計5缶飲んだと説明し、「普段は昼から飲まないが、仕事のストレスがたまっていた」と話しているという。同社は、アルコール検査の8時間前以降は飲酒しないこと、アルコールが検出された場合は乗務させないことを規定している。
 同社は「こうした事態を起こし申し訳ない。再発防止を徹底する」とコメントした。

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