【MLB】FA平野佳寿はタイガースに最適!? 勝率.292から再建中も「トレードで役立つ」

ダイヤモンドバックスからFAとなっている平野佳寿【写真:Getty Images】

メジャー2年目の今季は防御率4.75も「他の成績を見ると運も悪かったと分かる」

 ダイヤモンドバックスとの2年契約を満了し、フリーエージェント(FA)となった平野佳寿投手。米メディア「CBSスポーツ」は今季30球団最低勝率に終わったタイガースに獲得を“進言”している。

 平野は今季62試合に登板し、5勝5敗15ホールド、防御率4.75。昨季の75試合、4勝3敗32ホールド、防御率2.44から大きく落としてしまった。一方で、タイガースは今季47勝114敗の借金67。勝率.292で30球団最低勝率に沈んだ。来季のドラフト全体1位指名権を獲得し、再建を進めている途中だ。

 記事では「一見、再建中のチームが35歳の救援投手と契約することは理にかなっていないように思える。しかし、ヨシヒサ・ヒラノは2019年よりも2018年のような投球を取り戻すことができたら、タイガースにとってトレードで役立つ可能性がある」と進言。比較的年俸が安いため、失敗のリスクの少ない平野を獲得し、前半戦で2018年のような活躍をすれば、シーズン途中で若手に交換できるということだ。

 さらに「彼は2019年も空振りを奪うスプリットを投げており、防御率が4.75であったが、他の成績を見ると運も悪かったと分かる」と復活の可能性にも言及。守備の関与しない与四死球・奪三振・被本塁打で、守備の影響から独立した失点率を推定・評価するFIP(Fielding Independent Pitching)では、4.04と実際の防御率4.75より良い数字となっている。

 守護神を務めていたグリーンを今季途中でトレード放出したタイガース。記事では「開幕日からトレード期限までの間、彼はタイガースで重要な場面で投げる役割を担えるだろう」としている。平野が来季のどのチームのユニホームに袖を通すのか注目だ。(Full-Count編集部)

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