広島菊池涼は「守備の魔法使い」、MLBでも高評価 米メディア「GG賞の有力候補」

広島・菊池涼介【写真:荒川祐史】

打撃に疑問符も守備力はメジャーでもトップクラスの評価「即座にメジャーリーグでもGG賞の有力候補」

 ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーリーグ移籍を目指す広島の菊池涼介内野手。圧倒的な守備力で日本では7年連続7度のゴールデングラブ賞を獲得しているが米メディアは「彼なら即座にメジャーリーグでもゴールドグラブ賞の有力候補となる」と絶賛している。

「日本の“守備の魔法使い”、リョウスケ・キクチはMLB球団から興味を引き付けることを願っている」

 こう見出しで菊池を特集したのは米経済紙「フォーブス」だった。記事ではメジャー移籍を望む菊池を「日本でGG賞を7年連続で受賞している。キクチのプレーを観たことがあるアメリカ人スカウトは、彼の守備力は通用するだろうし、彼なら即座にメジャーリーグでもGG賞の有力候補となると考えている」と高く評価。

 一方で来季30歳を迎える年齢、打撃力を「疑問符」とし「メジャーリーグの投手たちは、小柄なキクチを常に圧倒すると考えるスカウトも中にはいるのである」と、打撃では苦しむ可能性を指摘している。

 広島では通算1047試合に出場し打率.272、85本塁打、379打点、278犠打で主に「二番打者」としてチームの勝利に貢献。守備では2014年に補殺数535で二塁手のシーズン最多補殺記録を更新するなど7年連続でゴールデングラブ賞を獲得している。

 WBC、日米野球などで菊池の守備力はメジャーからも高く評価されている。菊池は世界最高峰の舞台でプレーすることはできるだろうか。今後の同号に注目が集まる。(Full-Count編集部)

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