ハゼロウ使いせっけん作り 最優秀に島原商業高

©株式会社長崎新聞社

研究の成果を発表する島原商業高の生徒=島原市、雲仙岳災害記念館

 島原半島の高校生が地域の自然や伝統産業、農水産物などについて調べ、疑問や課題を解決する研究の発表大会(島原半島ジオパーク協議会主催)が9日、長崎県島原市平成町の雲仙岳災害記念館であった。ハゼロウを使ったせっけん作りに取り組む県立島原商業高が最優秀賞に輝いた。
 若い世代に島原半島の魅力を学んでもらうとともに、郷土愛を育成し持続可能な地域社会を構築しようと毎年開き8回目。県立3校(島原商業高、小浜高、口加高)から計4グループが出場。プロジェクターなどを使い、審査員や保護者ら約40人の前で、研究の成果や進み具合を発表した。
 島原商業高の4人は、島原の伝統産業を活用した新たな特産品開発について発表。和ろうそくの原料となる「木蝋(もくろう)」を生産する本多木蝋工業所(同市有明町)の協力で、ハゼの木の実から抽出精製されるロウを活用したせっけんの商品化に向け、ヨモギや海水塩を練り込むなど工夫している点を説明した。同校2年の田中響子さん(16)は「和ろうそくなど特産品のPRにつなげるのが目標。研究を続け、せっけんの販売を目指したい」とした。
 次点の優秀賞に選ばれた口加高は、地元で受け継がれてきた「雲仙こぶ高菜」や「長崎赤カブ」などの「固定種」と呼ばれる野菜と、スーパーなどで一般的に流通する野菜の2種類の種の生育の違いなどを仮説を立てながら紹介した。