小学生がダンスバトル! ラゾーナ川崎でストリートフェス

審査員の前でダンスバトルを繰り広げる小学生 =ラゾーナ川崎プラザの広場

 ブレークダンスなど若者に人気のストリートカルチャーを発信するイベントが9日、川崎市幸区の商業施設ラゾーナ川崎プラザの広場で開かれ、小学生がダンスバトルを繰り広げるなどして盛り上がった。

 小学生同士のブレークダンスバトルでは、全国各地から参加した「Bボーイ」「Bガール」たちがDJの曲に乗って自慢の技を互いにぶつけ合った。頭を床につけ、逆立ちの状態で何度も体を回転させる大技などが出ると、観客や保護者から大きな歓声と拍手が起こった。

 川崎はストリートカルチャーが盛んな土地柄で、世界で活躍するアスリートやパフォーマーも数多い。武蔵溝ノ口駅周辺は「ブレークダンスの聖地」と呼ばれ、知名度も全国的だ。

 名古屋から家族4人で訪れた小学2年生はダンス歴5年。「(1回戦で)負けちゃったけど楽しかった」とほかのキッズダンサーの技に興奮。「(2回戦に進んだ)お兄ちゃんを応援する」と笑顔で話した。

 ブレークダンスバトルのほかにも縄跳びのダブルダッチ体験会も行われるなど、来場者は最先端の若者文化の担い手の妙技を堪能していた。

 催しは「インターナショナル・ストリート・フェスティバル・カワサキ」とのタイトルで2年目。10日にも川崎区の商業施設「ラ チッタデッラ」周辺で行われ、ブレークダンスの世界大会などが開かれる。

© 株式会社神奈川新聞社