CAに向いているスキルって何？
国際感覚豊かで、語学堪能、才色兼備。
CAと聞くと、そんな人物像が頭に浮かぶのでは？
しかし、それ以上にとても大切なことがたくさんあります。
今回は、筆者が実際に国際線に乗務してみて気がついた、本当にCAに向いている人に持ち合わせている特性を睡眠の観点からお話します。
どこでも眠れる
国際線のCAは、毎日違う場所で眠ると言っても過言ではありません。
会社が用意してくれるステイ先のホテルは、もちろん一定の基準が満たされているホテル。
それでも、先進国から発展途上国まで飛び回るので、ふかふかで快適なベッドもあれば、マットレスが硬くて寝心地の悪いベッドもあります。
会社は比較的衛生的できれいなホテルを用意してくれますが、日本人の感覚では受け入れがたいことも。
ステイ先のホテルの外がうるさかったり、メイドさんがチップ目当てに何度も何度もチャイムを押して部屋に訪ねて来ることも。ホテル側の手違いで頼んでもいないモーニングコールが鳴ることも！
それでも、フライトで最高のサービスをするためにはしっかり睡眠をとらなければなりません。
寝不足で目が真っ赤になってしまったり、集中力がなくなってしまってぼーっとしてしまう、なんてことはあってはいけません。
機内でも眠れる
深夜の長距離フライトのレストの時間にもしっかり眠れることが重要。
CAが休憩するための小さなお部屋のついた機材のベッドで横になれることもありますが、機材によってはエコノミークラスの座席やファーストクラスの座席で簡単な仮眠だけのことも。
そうなると、お客さまやCAの足音はもちろん、コールベルもよく聞こえてしまいます。
それでもしっかり眠れる、どんな場所でも構わず眠れる才能はとても重要です。
いつでも眠れる
国際線のCAは、時間に関係なくフライトをします。フライトとフライトの間にお休みする時間が足りないことも。
時差もあります。
深夜フライトのために、日中しっかり眠らなければならないことも少なくありません。
また、フライトの時間に合わせて、眠くなくても眠って体を休めなければならないことも。
しっかり自分で時差を調整し、眠れるコツを身につけることが重要です。
眠れる工夫ができる
もちろん、CAもいつもどんな場所でもすっと眠れるわけではなく、色々な工夫をして快眠を手に入れています。
・お気に入りの着心地の良いパジャマを持参する。
・リラックスのためにアロマや香水、石鹸などのお気に入りの香りを持参する。
・枕カバーを気にしなくても良いようにタオルを持ち歩く。
・耳栓やアイマスクを持参する。
・寝る前用のハーブティーを持参する。
・時差調整のための運動や日光浴、水泳を欠かさない。
・カフェインやお酒は控える。
睡眠をコントロールできるかは大切なスキル
CAにとって、仕事とも言える大切な睡眠。
仕事への集中力にも影響しますし、お肌の荒れや目の疲れなど、健康や美容にも影響してしまいます。
たかが睡眠、されど睡眠。
全ては、世界中のお客さまへの安心と安全な空の旅のためです。
しっかり眠れる人、眠れる工夫ができる人がCAに向いていると分かっていただけたかと思います。
