「サイレン驚きスリップ」 パトカーが転回、後方のオートバイ転倒し重傷 

京都府警中京署

 9日午後9時25分ごろ、京都市中京区御池通佐井西入ルで、京都府警中京署のパトカーが反対車線に転回しようとしたところ、後方を走行中の会社員男性(25)=同区=のオートバイが転倒した。男性はパトカーにぶつかり、左腕を骨折する重傷を負った。

 同署によると、パトカーは地域課の男性巡査長(25)が運転し、30代男性巡査部長が同乗していた。御池通を走行中、パトカーを見て逃げた自転車の男を職務質問するため停車。反対車線に転回しようとサイレンを鳴らし、赤色灯を付けた直後に、約30メートル後方を走っていたオートバイが転倒し、運転手の男性が路上を滑走してパトカーのドアにぶつかった。男性は「サイレンなどに驚いてブレーキを掛けたらスリップした」と話しているという。
 三原一郎副署長は「事故で負傷された方には誠に申し訳ない。原因を調査するとともに再発防止を徹底する」としている。

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