タイラバの選び方について
タイラバは、ヘッドとスカート・ネクタイ、フックだけとシンプルな構造の疑似餌。マダイをメインターゲットに、根魚や青物など、様々な美味しい魚を落として巻くだけで手軽に狙えるのがこの釣りの魅力です。
本記事では、タイラバの選び方を詳しくご紹介していきます。編集部おすすめの高実績タイラバもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
タイラバの色選び
タイラバゲームでは釣り方がシンプルなため、ちょっとした変化で釣果を左右します。
まず、アングラーを悩ますのが、タイラバの“色選び”ではないでしょうか? 色を選ぶ際にポイントとなるのは、ヘッド、スカート・ネクタイそれぞれのカラー。
タイラバ初心者の方は、ここでご紹介する種類や選び方を参考にしてみてくださいね。
▼ヘッドの色
タイラバのヘッドには、塗装だけが施されたものの他、ホログラムシートや目玉が張られたものまで様々。
初めてタイラバに行く場合は、定番色のオレンジを基準に、澄み潮ではグリーン系、濁り潮ポイントではシルエットのはっきり出るブラック系。と、その日の状況に合わせて色々と試してみてその日のヒットカラーを見つけてみましょう!
▼スカート・ネクタイの色
スカートやネクタイの色は、ヘッドの色と一体感のあるものを選ぶのが基本です。
ただし、遊漁船で乗り合っている人が多い場合などにおいては、ヘッドとスカート・ネクタイの色を変えて、アピールをちょっと変えてみるなんて方法もありです。
ヘッド素材
タイラバのヘッド素材には大きく2種類の素材が使われています。それぞれの特徴を知って使い分け、釣果アップに繋げていきましょう。
▼鉛
鉛はタイラバのヘッド素材に広く使われている素材です。加工がしやすく、価格が安い特徴があります。
またヘッド体積が大きなため、タイラバの存在感を掴みやすいメリットも。基本は、ヘッドが鉛素材のもので色や重さを揃えていくのがおすすめです。
▼タングステン
タングステンは、比重が高い特徴を持った素材です。鉛よりもヘッド体積が小さく、沈みが速い、潮流が速い場合でも浮き上がりにくい特徴があります。
ただし、価格が鉛ヘッドに比べて2~3倍と高価、また種類が非常に少ないといったデメリットがあります。
鉛では対応しにくい状況に合わせるため、タングステンを採用したヘッドも、数個ボックスに入れておくことをおすすめします。
ヘッド形状
タイラバはヘッド素材の他に、その形状にも注目して選びたいところ。以下のように丸型と特殊ヘッドに大きく分けて考えていくと選びやすいです。
▼丸型
もっともスタンダードなヘッド形状が丸型。リトリーブ時もフォール時も安定性が高く、使いやすくて、フックとラインが絡むといったことが起きにくい形状です。
現在は完全な丸型のヘッドは少なく、側面を少しフラットにしたものが多くなっています。
▼特殊ヘッド
タイラバのヘッドには、メーカーが工夫を凝らした特殊ヘッドも多く展開されています。例えば、安定性を高めるため船の底のような形をしたキール型のものや、ヘッドにワームを被せたものなどがあります。
状況によっては、これらの特殊ヘッドにヒットが集中することも少なくありませんので、試してみる価値アリです!
重さ
タイラバの重さは、軽いものだと30グラム程度から、重たいものだと200グラム程度まであります。浅場や潮の流れが緩やかな時は軽め、深場や潮の流れが速い時は重めを使います。
どのくらいの重さを使うのかは、利用する船宿に聞くのが一番! ポイントによって使いやすい重さがあるので、まずは船宿に聞いたものを揃えていくのがおすすめです。
【タイプ別】おすすめのタイラバ
ここからは編集部が厳選した、タイプ別のおすすめタイラバをご紹介していきます。
ベーシックなものを中心に、特殊ヘッドやタングステンも取り入れつつ選んでみるのがおすすめです。ぜひチェックしてみてください。
ベーシックな丸型のタイラバ
▼メジャークラフト 鯛乃実
鯛乃実は、ヘッド側面をフラットにし、巻く時の心地よさを向上させてあるタイラバです。
ネクタイは細めと太めとそれぞれが異なるアクションを起こし、ターゲットにアピールしてくれます。
▼シマノ 炎月 タイガーバクバク
スカート+ストレートネクタイの組み合わせを中心に、カーリーテールやフラッシャーを採用したモデルと、豊富なラインナップが魅力の炎月 タイガーバクバク。
ヘッドがヒラヒラしながらフォールするので、フォール中・着底からの巻き始めでのヒットも多い製品です。
▼ダイワ 紅牙 ベイラバー フリー α
紅牙 ベイラバー フリー αは、リーダー付きで釣り場ですぐに簡単セットができる、初心者必見のタイラバです。ラインを通す穴には、糸に優しいセラミックパイプを採用。
後方に厚みを持たせたヘッドは、状況によって逆付けで使用するのもおすすめです。
特殊ヘッドのタイラバ
▼デュエル ソルティー・ラバー スライド
多面カット採用のキール型ヘッドが特徴的なソルティー・ラバー スライド。多面体が生み出すフラッシングと「オーロラグローアイ」でターゲットに強くアピールします。
フラッシングを活かすために、晴れの日中心で使ってみてほしい製品です。
▼ルミカ プニラバ
プニラバは、イカ型ワーム「プニイカ」を使用し、イカのシルエットをイメージしたタイラバ
。一般的なタイラバとは全くシルエットが違い、イカの見た目も泳ぐ姿もイミテートすることができる、イカパターンの時には欠かせないアイテムです。
▼アブガルシア カチカチ玉
カチカチ玉は、他に類を見ない音でアピール可能な珍しいタイプのタイラバ。メインヘッドの大玉とスカートの付け根にある小玉がぶつかり合って音を出す仕組みが最大の特徴です。
ワームキーパー付きで、ワームをセットして使いやすい点にも注目です。
タングステンタイプのタイラバ
▼ハヤブサ 無双真鯛フリースライド TGヘッド コンプリートモデル
激流や深場攻略で持っておきたいTGヘッド コンプリートモデル。タングステンならではの沈みの速さ、また着底が分かりづらくなる状況において高い感度が役立ってくれます。
鉛と比べてヘッドシルエットが小さいので、ベイトが小さな時にもおすすめの製品です。
▼シマノ 炎月 月華 TG
炎月 月華 TGは、ヘッド下部にタングステンを配置したハイブリッド型のタイラバ。低重心となっているので高い安定性が特徴。
ネクタイとスカート交換が楽々行える「スルスルパーツ」は、シビアな状況になればなるほどその機能性の高さに気付けることでしょう。
タイラバ選びが釣果を分ける!
釣り方が落として巻くだけが基本となるタイラバでは、タイラバの選び方によって釣果が左右されることが少なくありません。
ぜひ編集部厳選のタイラバで、釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。