清潔だけど少々退屈な街 【駅ぶら01】小田急江ノ島線11

六会日大前駅を出るとアップダウンが無くなって平坦な地上をスイスイ行きます。

六会日大前駅から1.5kmで湘南台駅。

相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーラインとの接続駅ですが、筆者は初めてこの駅で降ります。外が明るいのでコンデジではホームは真っ暗です。

快速急行停車駅なので10両編成に対応したホームの長さです。

各駅停車が相模大野駅方面に向かって出発しました。ホームの色が異なる部分が10両編成対応の部分です。

反対の片瀬江ノ島駅側の端に行っていないのでそちら側のホームがどうなっているかは不明です。

駅名標。駅の開業は意外に遅く、1966年(昭和41年)小田急江ノ島線湘南台駅が作られました。1974年(昭和49年)橋上駅舎になりました。1999年(平成11年)相鉄いずみ野線が延伸開業、西口地下広場の一部を供用。同年横浜市営地下鉄1号線も延伸開業、東口地下広場の一部を供用。小田急江ノ島線も地下駅舎の供用を開始、この時にホームが10両編成対応に延長されました。これで現在のスタイルになりました。東西地下自由通路も開通しています。

残念ながら筆者は相鉄線にほとんど乗った経験がありません。横浜市営地下鉄には全く乗ったことがありません。【私鉄に乗ろう】の課題ですが、相鉄線は【駅ぶら】で巡ってみたいですね。地下鉄は前面展望が撮れないので現在まで取り上げたことはありません。今後については未定ですが、前面展望が撮れないので難しいですね。

地下に降りて改札口です。

改札口を外から。乗換駅なので自動改札機が大量に並んでいます。

西側の出入口です。小田急、相鉄、横浜市営地下鉄の3社が並べて表示されています。

奇妙な所に小田急湘南台駅の駅名表示があります。

江ノ島線の東側にある出入口。右のパチンコ店が前面展望に写っていました。前面展望からは想像出来ない街の眺めです。

青い三角屋根の辺りにかつては江ノ島線湘南台駅の橋上駅舎があったのかな。あの下は小田急線のホームがあります。

全く湘南台のイメージがつかめないので神奈川出身の友人に尋ねてみました。

「湘南台?行ったコトないけど、ほとんどがつい最近まで良くて畑や水田、竹藪だった様な場所だよ。小田急の駅が出来て、その周りが湘南台という地名になったくらいだもん。とにかくまだ50年も経たない新興の住宅地。でもちょっと外れると工場や廃棄物処理施設なんかが並んでる殺伐としたエリアかな。」と湘南で生まれ育った人間からはあまり好意的な印象を持たれていない様でした。名前が「湘南台」というのが原因なのかな。

駅の周辺は高いビルが建ち並び新しい街で、筆者の好きな”ディープな感じ”はほとんどありませんでした。個人的に悪い印象は受けなかったのですが、まぁ清潔だけど少々退屈な街という辺りです。

次の長後は古い宿場町です。コッチの方が個人的には好きかもしれません。

【駅ぶら01】小田急江ノ島線12 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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