駅で荷物を預ける→当日中にホテルへ配送 IT技術を活用した「エキナカ次世代手荷物配送」今日11日東京駅で実証実験開始

画像:JR東日本スタートアップ株式会社

JR東日本スタートアップ株式会社と株式会社ジェイアール東日本物流、CBcloud株式会社は、2019年11月11日(月)8時から東京駅の手荷物預かり所で受けた荷物を当日中に指定のホテルへ届ける実証実験を開始しました。

手荷物の受付場所は東京駅1F丸の内南口改札内手荷物一時預かり所。こちらに配送を希望する手荷物を持ち寄り料金を支払うと、山手線各駅周辺および舞浜駅周辺のホテルまで当日中に配送してもらえるというサービスになっています。受付時間は8時~16時30分、事前予約は不要です。

画像:JR東日本スタートアップ株式会社

配送料金は3辺の合計が140cmまでの荷物が1,800円、141cm~160cmまでが2,000円、161cm~250cmまでが3000円。

この試みは東京駅における観光客増によるコインロッカー不足、物流会社の人手不足といった社会課題を解決するため、JR東日本グループのアセットと配送マッチングプラットフォーム「Pick Go(ピックゴー)」を掛け合わせることで実現したもの。

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通常の手荷物預かり所と比べ、早い時間帯から遅い時間帯まで幅広い時間帯にわたる効率的な当日配送受付を実現できるほか、配送料金を抑えられる、大型の荷物の輸送も可能になるなどのメリットがあります。

実験期間はおよそ3ヶ月。JR東日本グループおよびCBcloudはこの実験を通じ、手ぶら観光を含めIT技術を使った”スマートな観光”を推進するとしています。

鉄道チャンネル編集部

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