母子で柔道「櫻葉倶楽部」再始動 楽しい息抜きの場に

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子どもたちと打ち込みをする櫻葉倶楽部のメンバー=長崎市、長崎女高柔道場

 強くたくましいイメージの“道場”が、月に1度、温かい雰囲気に包まれる。「櫻葉倶楽部」は母親を中心にした女性と子どもが柔道を楽しむクラブ。まとめ役で、現役時代に国際大会も経験した今村慶子さん(鳴滝高教)は「育児や家事、仕事に追われる中、かつての仲間たちと交流ができる大切な息抜きの時間」とほほ笑む。
 櫻葉倶楽部は2005年4月、国体成年女子の強化を主な目的に発足。だが、徐々に出産や育児で競技を離れる選手たちが増え、活動は休止状態となった。
 「そろそろ、また始めようか」。18年に入ってメンバーに声を掛けたのは、クラブ設立者の一人で長崎女高柔道部の中田充朗監督。中田監督は発足当初から「いつかは、女性が生涯スポーツとして柔道を楽しめる場所にしたい」と考えていた。
 同年7月、子育て中の女性も多いことから「母と子どもの柔道クラブ」として再始動。お母さんと子どものかわいらしい打ち込みや乱取りの後、大人同士も組んで体を動かす。練習後、子どもを膝に乗せてのおしゃべりも楽しそうだ。中田監督は「クラブが最終的に目指したいい形になってきた」と目を細める。
 出産や育児などで畳を離れた女子選手が、再び柔道に親める場をつくる取り組みは全国的にも珍しい。県柔道協会は活動の広がりを目指して、12月7日午後2時~4時半、長崎市の県警武道館で「まるわかり!楽しく学べる親子柔道教室~お母さんのための新ルール解説~」を企画した。
 講師は新上五島町出身で、自身もお母さんの徳山大女子柔道部の近藤優子監督ら。対象は幼児から小学生の子どもと一緒に参加できる人。道着か動きやすい服装で来場する。参加費は大人1人300円。ルール解説だけを聞きたい中学、高校生の保護者も歓迎する。
 参加希望者は11月22日までに申し込みが必要。問い合わせは櫻葉倶楽部の今村さん(keikoushiroyama@yahoo.co.jp)。