右打者偏重のヤンキース打線 アンバランスの解決策は?

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メジャー有数の強力打線を誇るヤンキースだが、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、ヤンキース打線の欠点として右打者偏重になっていることを挙げる。ブライアン・キャッシュマンGMは今オフ、この課題をクリアするために、どのような動きを見せるのだろうか。

ヤンキースの主力打者は、ゲーリー・サンチェス、ルーク・ボイト、DJレメイヒュー、ジオ・ウルシェラ、グレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハー、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジと揃いも揃って右打者である。左打者のブレット・ガードナーとディディ・グレゴリアスがフリーエージェントとなり、スイッチヒッターのアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて来季開幕からの数ヶ月を欠場するため、右打者偏重に拍車がかかった。グレゴリアスが退団濃厚となっている一方、ガードナーは残留が予想されているものの、ガードナーだけでは右打者偏重は解消できない。そこでシャーマンは、いくつかの解決策を示している。

まず、シャーマンが挙げたのは、両打ちのスター遊撃手、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得することだが、これには莫大な対価を必要とする。「プランB」としては、ともに両打ちの内野手であるジョナサン・ビヤー(オリオールズ)とフレディ・ギャルビス(レッズ)を候補に挙げた。オリオールズは年俸調停によって昇給が見込まれているビヤーの放出を検討する可能性があり、レッズはグレゴリアスの獲得に成功すれば、ギャルビスの放出に踏み切る可能性がある。

また、守備に難を抱えるサンチェスを指名打者に回した場合の正捕手候補として、タッカー・バーンハート(レッズ)やフリーエージェントのジェイソン・カストロの名前を挙げた(バーンハートは両打ち、カストロは左打ち)。レッズはフリーエージェントのヤスマニ・グランダルの獲得に興味を示しており、バーンハートはトレード要員となる可能性がある。

シャーマンはさらに、今夏にヤンキースがリリーフ右腕、マイケル・ギブンズ(オリオールズ)の獲得を熱心に目指していたことを伝えている。よって、チーム再建中のオリオールズに複数の若手有望株を放出してギブンズとビヤーを一気に獲得するトレードの交渉が、今オフ中に進められる可能性もある。欠点解消に向けて、キャッシュマンの手腕に期待したい。