「BKラジオドラマ脚本賞」最優秀賞は三谷武史さんの「家鳴り」が受賞

2019年度第40回BKラジオドラマ脚本賞の受賞作が決定した。最優秀賞は三谷武史さんの「家鳴り」、佳作は菅浩史さんの「いつもの待ち合わせの駅での奇跡」、八田明子さんの「六甲おろしの子守唄」が受賞した。

同賞には19歳から85歳まで、前年を大幅に超える147篇の作品が集まった。審査員は東多江子氏(脚本家・小説家)、山本雄史氏(脚本家)、森下直氏(脚本家)、城谷厚司氏(NHK大阪拠点放送局制作部 専任部長)、渡邊良雄氏(NHK大阪拠点放送局制作部 チーフ・プロデューサー)、出水有三氏(NHK大阪拠点放送局制作部 チーフ・プロデューサー)の6人が務めた。

最優秀賞の「家鳴り」は、時代に取り残された空き家となった実家の処分を巡るヒューマンドラマ。50分のラジオドラマ番組「FMシアター」として制作し、NHK-FMで全国放送される予定だ。

最優秀賞の三谷さんは「このたびは大きな賞をいただきまして、ありがとうございます。『BKラジオドラマ脚本賞』は、私たちシナリオコンクールに応募を続けている者にとっては、なかなか大きな賞で、山本むつみ先生や東多江子先生といった方々を輩出している歴史ある賞の中に並ばせていただけたということを大変光栄に思っております」と喜んでいる。

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