12年ぶり新型車両 小田急 来春から、より快適に

報道陣に公開された小田急電鉄の新型車両「5000形」(同社提供)

 小田急電鉄(東京都)は11日、来春に運行開始予定の新型車両「5000形」をお披露目した。小田急ロマンスカーを除くと約12年ぶりに誕生する新型車両で、「より広く、より快適に」をテーマに車内の居心地を追求したデザインに仕上げた。

 客室部分は開放感に重点を置いた。車両間の仕切り扉や荷物棚をはじめ、座席横の仕切り部分にも透明な強化ガラスを採用し、空間の広がりを感じられる構造とした。さらに、頭上の照明を天井に埋め込むなど工夫を凝らした。

 シンプルな外観の中で、先頭部は流線形にしてスピード感を演出。車体横の帯には2色のブルーを配した。10両6編成を導入し、先行して3月に1編成の運行を開始するという。

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