“クランクベイト×ミノー”の新感覚クランク
こんにちは。TSURI HACKライターむっちんです!
今回はクランクベイト×ミノーの融合ルアーとして発売されている、ジャッカルの『チャブル』をインプレします。
チャブルのラインナップ
チャブルシリーズは『65SR』『65MR』『80SR』と、3種類がラインナップ。
チャブル65SR
チャブル80SR
65SRと80SRは、ともに潜行深度約1m前後。サイズによるアピール力の違いこそあれ、動き自体に大きな差はない印象です。
チャブル65MR
65MRの潜行深度は約1.5m前後。チャブル65SRがもつ、ミノーライクな動きを更に深いレンジへ送りこめます。
今回は日本全国のフィールドで最も出番が多いと思われる、『チャブル65SR』をインプレしていきます。
チャブル65SRの魅力
「クランクベイト?ミノー?」なシェイプ
チャブルの外見的特徴と言えるのが、この「ミノーシェイプ」です。
そのため、アピール力は控えめ。ブリブリと泳がず、クランクベイトとしては割とタイトなアクションに分類されます。
巻き感が軽く、巻き疲れしにくいのもいいところです。(クランク本来の、手元まで伝わるウォブリングアクションが好きな人には、少し物足りないかもしれません)
早巻きでも安定感があるのは◎
前述のとおり、タイト目なアクションが持ち味。ミノーのように、速巻きすることも可能なのがおもしろいところ。
クランクベイトよりも弱く、ミノーよりも強く……中間的存在に位置するため、今までにないアプローチができたりします。
(例えば河川などの流れがある場所では、クランクベイトの引き抵抗の強さがシンドかったりします)
小技が効かせやすく、根がかりもある程度回避する
トゥィッチやジャークなど、ミノーシェイプだから可能なアクションもチャブルの得意なところ。
ストラクチャーに接触したときは、ミノーよりも大きめのリップが根がかりをある程度回避してくれます。
チャブルのタックルセッティング
ベイトタックル(その1)
参考タックル)ロッド:ポイズンアルティマ 1610M リール:シマノ メタニウム HG ライン:フロロカーボン 14ポンド
ゴロタなど何かしらのストラクチャーが絡む展開で使うセッティング。
遠投するなら、掛け重視のMクラスのロッドに、リールはお好みでいいとおもいます。(早巻きを多用するので、筆者はハイギアをメインに使用)
ストラクチャーをメインに狙っていく釣りなので、根ずれに強いフロロカーボン14ポンドを合わせます。
ベイトタックル(その2)
参考タックル)ロッド:ポイズングロリアス 168ML-BFS リール:シマノ アルデバラン50 HG ライン:ナイロンライン 16ポンド
ルアーの浮力と動きを殺さないことを優先するなら、ナイロンラインの使用もアリです。
クランキングは瞬間的に力が加わる(バイト時)場面も多いのですが、ナイロンラインが適度に伸びてくれるので、衝撃をうまく吸収してくれる気がします。(参考までに)
>>Next Page:チャブルの弱点とチューン方法
チャブルの弱点
純正のフックが頼りない
チャブル65SR、65MRにつている純正フック……正直、ちょっぴり弱いです。
ただ、フックの重さはアクションにも影響するので、ひょっとしたら計算されたフックセッティングなのかもしれませんが。
リューギ ピアストレブルフック(SIZE:6)
フックがへたったりした時は、このフックに交換しています。TCコートを採用で、刺さりが良く、なおかつ強いのがお気に入り。
せっかく掛けたバスをバラしたくないですからね〜。フックにも拘りたいものです。
リップが折れやすい
チャブル65SRのリップは、お世辞にも強いとは言えません。
しかし、この薄型のリップだからこそ、アクションレスポンスに優れるという見方もできます。
平打ち時のフラットサイドクランクに近い特有なイレギュラーアクションも、このリップだから出るのかも?(釣れるので多少は目を瞑っていますが……笑)
おまけ)チャブルのチューニング
レンジコントロールは板オモリで
チャブルのお尻側に0.5gの板オモリを貼ると、バランスが後方に傾くため潜行角度を浅くすることができます。
ボトムに強く当たり過ぎていると感じるときは、ぜひ試してみてください。筆者はフィールドのシュチュエーションに合わせて、現地でチューニングを施しています。
チャブルの個人的おすすめカラー
筆者のおすすめカラー、『HSクォーターマジック』。
クリアウォーターとの相性もよく、キャスト数が多いせいか実績も十分です。
なにより南国を感じさせる、ゴキゲンなカラーリングがいいですよね。気分をアゲてくれます(笑)
クランクベイト戦略の一つとして
一風変わったクランクベイト『チャブル』。
コンセプトこそ特殊であるものの、日本全国どこのフィールドでも使えるオールラウンダーであると、使い込んだ筆者としては感じています。
ぜひチャブルを持ってクランキングライフを楽しんでください。
撮影・文:むっちん
この記事を書いた人
むっちん
九州熊本県在住。毎日ウキウキしながらフィールドへ足を運びバス釣りしています。フィールドへ足を運ぶからこそ、感じること・学べることがあると思っています。
僕なりにバスフィッシングの楽しさ、魅力、素晴らしさをお伝えできればと思っています。モットーは『明日はもっと釣れる』。