障害者スポーツ応援 大津さんが仲間とチャリティーライブ【大分県】

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昭和電工ドーム大分で試合を観戦した倉原延行さん(前列右)と妻(後列右)ら=10月19日

 大分市生石のライブハウス「ブリック・ブロック」でマネジャーを務める大津洋一さん(69)が寄付を呼び掛け、プレー中に障害を負った元ラガーマンをラグビーワールドカップ(W杯)の大分での試合に招待した。大津さんは大分上野丘高ラグビー部出身。「ラグビーや音楽の仲間が募金してくれたおかげ。これを契機に障害者スポーツの支援に力を入れたい」と話している。

 大津さんは2015年、友人の見舞いで訪れた別府重度障害者センター(別府市)で、ラグビーによる頸椎(けいつい)損傷で入所中の倉原延行さん(53)=大阪府枚方市、元大阪府警ラグビー部主将=と出会った。ラグビーに親しむ仲間として意気投合し、苦しいリハビリに励む倉原さんを元気づけようと「大分であるW杯に招待する」と約束したという。

 昨年9月からチャリティーライブなどイベント開催時に寄付を呼び掛け、約20万円が集まった。倉原さんの希望でチケット代以外の交通費など10万円を支援。残りは障害者スポーツのイベントに寄付した。

 倉原さんは妻と息子の3人で大分入りし、準々決勝のオーストラリア―イングランド戦(10月19日・昭和電工ドーム大分)を観戦した。「観客席は車いすスペースが広くて見やすく、試合前の雰囲気から熱気を楽しめた。ラグビー愛あふれる大津さんの情熱で夢のような時間を過ごせた。最高の思い出」と感謝した。