アメコミからターミネーターまでSFのスペシャリスト デヴィット・S・ゴイヤーのドラマ特集

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アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが揃って来日し、 日本でも盛り上がりを見せた『ターミネーター:ニュー・フェイト』。 ジェームズ・キャメロンの原案を脚本にしたのがデヴィッド・S・ゴイヤー。 アメコミ作品を中心に多くの作品を手掛ける、スペシャリストの作品をまとめます。

“ターミネーター”から”ダークナイト”まで脚本のスペシャリスト

アメコミ映画のスペシャリストとして

『ターミネーター:ニュー・フェイト』の脚本を手掛けているデヴィッド・S・ゴイヤーですが、
本領を発揮するのはアメコミ畑です。

マーベルスタジオ最初の制作作品・ウェズリー・スナイプス主演の『ブレイド』3部作。
ヴァンパイアキラーが活躍するこのシリーズはマーベル作品で最初の成功した映画と言われています。

2作目の監督は今やアカデミー賞監督となったギレルモ・デル・トロ。
アクションコーディネーター兼任でカンフースターのドニー・イェンが出演しています。
3部作の完結編ではデヴィッド・S・ゴイヤー自身が監督もしています。

402317 06: Actor Wesley Snipes arrives at the after party for the premiere of the film Blade 2 March 13, 2002 in New York City. (Photo by Lawrence Lucier/Getty Images)

David S. Goyer - IMDb

『ダークナイト』三部作

『ブレイド』3部作でアメコミの世界観をを"映画的なリアル”に見事に着地させたことで
脚本家として高く評価されたデヴィッド・S・ゴイヤーは、その後クリストファー・ノーラン監督に
乞われて『ダークナイト』3部作に参加し、シリーズを大成功に導きます。

その後も、ノーラン監督が陣頭指揮を執っていた時期のDC作品群の
『マン・オブ・スティール』や『バットマンVSスーパーマン』にも参加しています。

(下の画像は『ダークナイト』のプレミアでポスターと共に収まるゴイヤー本人です)

NEW YORK - JULY 14: Screenwriter David S.Goyer attends the premiere of "The Dark Knight" at AMC Loews Lincoln Center on July 14, 2008 in New York City. (Photo by Jim Spellman/WireImage) *Local Caption *

デヴィッド・S・ゴイヤーのドラマ

クリプトン

PASADENA, CA - JANUARY 09: (L-R) Executive producer Cameron Welsh, actor Cameron Cuffe, executive producer David S. Goyer, and President and Chief Creative Officer, DC Entertainment, Geoff Johns of 'Krypton' on Syfy speak onstage during the NBCUniversal portion of the 2018 Winter Television Critics Association Press Tour at The Langham Huntington, Pasadena on January 9, 2018 in Pasadena, California. (Photo by Frederick M. Brown/Getty Images)

クリプトン<シーズン1>|ワーナー・ブラザース

「クリプトン」はデヴィッド・S・ゴイヤーが仕掛けた新たなドラマで、
スーパーマンの故郷、惑星クリプトンが滅亡する2世代前の物語で、
主人公はスーパーマン=カル・エルの祖父セグ・エルが自らの星を守り、
未来の孫を無事に誕生させるために生死をかけて戦う物語です。

今年の春にコンプリートボックスが出た第1シーズンは、
ゾット一族が出てきたり、スーパーヴィランのブレイニアックが登場したりと
スーパーマンユニバースのファンにはたまらない仕掛けダラケの前10話となっています。

壮大な叙事詩になるかと思われましたが、第2シーズンで打ち切りという話が出ました。

実は、大仕掛けの企画が多くて早々に打ち切られてしまうことが多いのも
デヴィッド・S・ゴイヤーのドラマでたびたびあることで、残念です。

ダ・ヴィンチと禁断の謎

ダ・ヴィンチと禁断の謎 シーズン1|FOXスポーツ&エンターテイメント|FOX ネットワークス

デヴィッド・S・ゴイヤーがレオナルド・ダ・ヴィンチを主人公にした歴史ファンタジーが、
『ダ・ヴィンチと禁断の謎』。

注目の若手英国俳優トム・ライリー主演のこのドラマはしっかりと第3シーズンまで作られ、
これはちゃんと完結という形でシリーズを終えています。

デヴィッド・S・ゴイヤーはレオナルド・ダ・ヴィンチの謎の多い若き日々を大胆に脚色して、
政治的な陰謀劇や権力闘争に揉まれながら、多くの危険と難題に対峙する青年ダヴィンチ像を
魅力的なキャラクターとして創り上げて、見せ場の連続の冒険譚になっています。

コンスタンティン

キアヌ・リーヴスの2005年の映画でメジャーになった霊能者探偵ジョン・コンスタンティン。
その後、2014~15年にかけて主役のドラマシリーズが作られました。
1シーズンで打ち切られてしまいましたが、『ARROW/アロー』にゲスト出演すると、
その後、同じアローバースの『レジェンド・オブ・トゥモロー』でレギュラーとなり、
見事なV字回復を見せました。
最近ではキアヌがまた映画でやりたいと言い出していますが果たしてどうなるのでしょう?

ディレクターでは「ゲーム・オブ・スローンズ」のニール・マーシャルや
映画・ドラマの両面で安定した仕事を見せるベテランジョン・バダムの名前が連なる豪華な体制です。

フラッシュフォワード

「フラッシュフォワード」というのは心理現象の“フラッシュバック”を基にした造語です。

2009年10月6日午前11時から11時2分17秒77までの時間、世界中の人々が同時に意識を
失うという現象が起こり、その瞬間、人々は6ヶ月先の2010年4月29日午後10時の未来を見ます。

スタンフォード率いるFBIロサンゼルス支局の捜査チームはこの現象を「ブラックアウト」と名づけ、
その謎を探ります。捜査チームの一人マーク・ベンフォードのフラッシュフォワードの手がかりを基に、
捜査を開始しすると、捜査チームは、容疑者“ゼロ”や“D・ギボンズ”の存在という謎の存在、
さらに過去に一度ソマリアで同じような現象が既に起きていた事などをつきとめていきます。

フラッシュフォワードを見れなかった人間は半年後には自分は生きていないと絶望したり、
死んだと思っていた人間と出会っていたりと多くの人間の動揺させます。

主役は『恋に落ちたシェイクスピア』のジョセフ・ファインズ。

全世界の人間が意識を失うという設定もあり、日本からも竹内結子がジュンレギュラーとして
出演しています。そのこともあって、日本でも地上波放送されました。

また昨年のスマッシュヒット映画『Search/サーチ』の主演とし大きな注目を浴びた
韓国出身の俳優ジョン・チョーが主人公の相棒ディミトリ役で出演しています。

『LOST』の制作チームによってパイロット版に10億円をかけたとも言われ、
まずまずのスタートを切りました、視聴率の面で苦戦して壮大な謎を残したまま
1シーズンだけで終了していまいました。

ドラマ版 ブレイド

デヴィッド・S・ゴイヤーが脚本手掛け、三作目は監督もしたウェズリー・スナイプス主演版の映画に続き、
テレビドラマ『ブレイド ブラッド・オブ・カソン』が1シーズン製作されました。
主役のブレイドはラッパーのカーク・ジョーンズに変わっています。

また、この夏のサンディエゴコミコンでオスカー2度受賞の名優マハーシャラ・アリ主演で
改めてリブートされMCUの一連の作品として用意されていることが発表されました。

(写真は映画『ブレイド3』のプレミアの時の写真です)

HOLLYWOOD, CA - DECEMBER 7, 2004: Director David Goyer and Ryan Reynolds attend the Los Angeles Premiere of the movie "Blade Trinity" at the Grauman's Chinese Theater December 7, 2004 in Hollywood, California. (Photo by Frazer Harrison/Getty Images)