養殖業者の経営支援へ アコヤガイ大量死で三重県知事

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【定例記者会見に臨む鈴木知事=三重県庁で】

 三重県志摩市の英虞湾などでアコヤガイが大量死した問題で、鈴木英敬知事は11日の定例記者会見で「生産者の不安や経営への影響を見極め、(生産者に)寄り添って対応していくことが最も重要」と述べ、真珠養殖業者の経営支援に取り組む考えを示した。

 鈴木知事は県や国の調査結果を踏まえ「(海水が)高温であることやエサが少なかったことが大きく影響していることが分かった」と説明。「今分かる範囲で被害を少なくする対応策を議論し、関係機関とさらなる検証を検討したい」と述べた。

 その上で「これから状況が変化し、経営への影響が具体的に出てくると思う」と懸念を示し「規模が小さい経営体で高齢の人も多いため、経営をやめるという判断がないようにしていきたい。経営を継続してもらえるよう全力でやっていく」と語った。

 県によると、6―7月を中心に英虞湾などでアコヤガイ約200万個が死んだ。県や国の調査では、感染症や細菌は見付からず、気候変動などによる海水温の上昇とエサとなるプランクトンの不足が貝の大量死に影響した可能性が高いとみられる。