ついつい買っちゃう!無印良品ヒット商品連発の戦略&秘密に迫る

©(株)東京放送ホールディングス

ヒット商品を連発する「無印良品」。その理由の一つに、“誰が行っても「これ欲しかった」「ちょどいいな」と思う商品が置いてある”という点があります。そこには「無印良品ならではの商品開発」の戦略がありました。

戦略① 「バージョン違い」を取りそろえる

無印良品の看板商品カレーのひとつ「バターチキンカレー」。
実はそれだけでも、180g(1人前)・90g(小さめサイズ)・500g(2~3人前)のほか、販売当初の味を再現した「復刻版」・野菜ペーストとスパイスだけ入った「手づくりカレーキット」と、全部で5種類を展開しています。

少しだけ食べたい・自分で作ってみたいなど、細やかなニーズをとらえ、お客さんが「欲しいモノ」を揃えています。

また、おつまみとして人気の「するめシート」では、豪快に食べたい人向けの別バージョンとしてカットせず60cmの長いままのものを販売。自分で好きなサイズにカットしてシェアすることも可能であり、たった10日で完売するヒット商品となりました。

ちなみにスタンダードなするめシートは、42gで小さくカットされたもの。
好みやシチュエーションに合わせてそれぞれ選べるのは魅力ですね。

戦略② 「シリーズ化」で注目を集める

じつは無印良品には、「紅茶クッキー」や「さつまいもかりんとう」など、“本当は美味しいのに、あまり売れていなかった商品”がありました。そこで、それらのパッケージを変えて“ぽち菓子シリーズ”に統一したところ、「ちょっとしたお礼にちょうどいい」と女性たちにバカ売れ。

シリーズ化にあたってパッケージを変えたものの、お菓子の容量・売価は元々のまま。その工夫によって売上も1.5倍になりました。

さらに、シリーズ化した商品で、今年1番の大ヒットとなっているのが「糖質10g以下のお菓子」。バナナ1本の糖質が約22gなので、バナナの半分以下の糖質に抑えられたお菓子が全30種類(※2019年10月放送時)展開されています。

ヒットの秘密は「糖質10g以下」と明記したこと。“コンビニやスーパーでも見かける「糖質30%オフ」などの表記では、実際何g使われているか分からない”というお客さんの悩みを解決しました。

他にもヒット商品連発の秘密が

ヒット商品を連発する無印良品には、他にも秘密があります。

①「顧客視点シート」

お客さんがほしいものを的確に見抜き、タイムリーに商品にするためのユニークな社内システムとして「顧客視点シート」があります。これは各店舗に寄せられたお客さんやスタッフの指摘や要望をまとめ、本部に集めた後、部門の担当者が1週間以内に具体策を返答するというもの。

それによってお客さんの声をしっかりと拾い上げているからこそ、細やかなニーズをタイムリーに商品開発に生かすことができます。

②「海外の家庭料理」

「バターチキンカレー」に代表されるように、海外の家庭料理を数多く商品化し、オリジナルな商品ラインナップを揃えている無印良品。

「国や地域で愛されているものには理由がある」というコンセプトを大切にしており、奇をてらった新しい物ではなく、ずっと食べられている・家庭でつくられている料理を商品化しています。

「意外とだんだん作られなくなっていく家庭料理を、大事に伝えていくのも無印良品の仕事」と商品開発担当者は話します。

お金のことが学べる!坂上&指原のつぶれない店(TBS系列:日曜よる7時~)