東彼杵道路、板山トンネル、椋呂路峠 期成会が整備促進要望 長崎県庁

岩見土木部長に要望書を手渡す朝長会長(右)=長崎県庁

 東彼杵道路と椋呂路(むくろじ)・板山トンネルの建設促進を求める両期成会(会長・朝長則男佐世保市長)は11日、長崎県庁に岩見洋一土木部長を訪ね、道路財源の確保や整備促進を要望した。
 朝長会長は佐世保市と東彼東彼杵町を結ぶ国道205号について、ハウステンボス(HTB)入り口交差点から長崎自動車道東そのぎインターチェンジ間は片側1車線で慢性的に渋滞していると強調。HTB周辺への統合型リゾート施設(IR)誘致やクルーズ船の増加など環境は大きく変化しているとして、道路財源の確保や東彼杵道路の事業化に向けた計画段階評価への早期着手などを求めた。
 同市世知原町に建設中の県道板山トンネル(仮称)の整備促進と同市と松浦市を結ぶ椋呂路峠の県道改良も求めた。
 岩見土木部長は国道205号について「非常に重要な路線。地元と一緒に国へ働き掛けていきたい」と応じ、佐世保-松浦間の県道改良については、まずは板山トンネルの早期完成に「注力したい」と答えた。

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