藤山直美がテレ東ドラマ初主演! ホームコメディー「最後のオンナ」1月放送

テレビ東京系では2020年1月に、開局55周年を記念した大型特別番組として、“喜劇の女王”藤山直美主演による新春ドラマスペシャル「最後のオンナ」(放送日時未定)を放送することが決定した。

本作は、無口で無表情な老舗おかき屋社長の“昭和男”が、初恋の人によく似た女性との偶然の出会いから始まるホームコメディー。地位も名声もお金もすべて手に入れた男の胸によみがえる青春時代の恋…。遺産目当てを疑う娘の反対を押し切り、2人の恋は成就するのか? やがて家族や周囲の人々を巻き込んでの大騒ぎに。そんな温かく切なくにぎやかな物語を新春に届ける。

藤山が演じるのは、スナック「ビーナス」のママで主人公の山田美奈子。同系のドラマに出演するのは「忠臣蔵~決断の時」(2003年)以来17年ぶり、主演を務めるのは初となる。脚本は「Dr.コトー診療所」(フジテレビ系)、「最強のオンナ」(TBS系)などを手掛けたヒューマンドラマの名手・吉田紀子氏、演出は「ドクターX」(テレビ朝日系)をはじめ数多くの人気作品を世に送り出した松田秀和氏が担当し、大人の「恋」と「人生」を痛快に描く。

藤山はオファーを受けた時「『私は普通にいてたらいいんやな』っていうことで、変な不安はなかったです。こうやってテレビの仕事の機会をいただけたことは、よかったかなと思います」と振り返り、「意気込みとか役作りは考えたことないです。恐らく、東京の方が持っている“大阪の人”像があると思うんですけど、別にヒョウ柄もアメも出てこないし、たこ焼きも出てこないし、大阪大阪していない。ただ私が関西人であるっていうことでのお芝居であって、もし東京の方がやられても成立するような話になっていますので。偶然私は関西弁しかしゃべれなかったってことで、普通の“大阪の年いったおばさん”という感じです」と役作りに触れた。

そして、「テレビ東京開局55周年ということで、私が5歳の時に開局したんや。私と同い年が東京タワーとチキンラーメンやから。私も還暦ですので。いま主人公が年若いですやんか。2倍以上ですからね、平均年齢高いですよね。会うと検査したとか、みんなそういう話ができるのがすごく楽しい。いい集まりですよね? その和やかさがすごく出てていいと思うので、よろしくお願いします」とメッセージを送っている。

また、田辺勇人プロデューサーは「初恋の人に似た女性と出会った男とその娘、2人の間に挟まれる娘婿。そして、そんな3人の前に現れた謎の女…。『最後のオンナ』は、この4人を中心として巻き起こる今どき珍しい“オリジナルのホームドラマ”です。このドラマは原作のある話ではないし、犯人を捜す話でもなければ誰かの命を救う話でもありません。時代が違うよと言われるかもしれませんが、自分もひとりの制作スタッフとして、この時代にこのようなドラマを作れることをとても誇りに思います。藤山さんをはじめ、素晴らしいキャストの皆さまにお集まりいただきました。きっと『こんな人たちがテレ東に集まったの!?』と、驚かれる方も多いのでは!? これから発表される情報にも注目して、放送まで楽しみにお待ちいただけると幸いです」とアピールしている。

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