SBK:BMWが参戦マシンお披露目。サイクス「優勝は時間も開発も必要だが、達成できる」

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 BMWは、イタリア・ミラノで開催されたEICMA2019(ミラノショー)で、2020年シーズンのスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦する体制を発表。継続参戦のトム・サイクスと、新たに加わるユージン・ラバティが登壇し参戦マシンであるBMW S1000RRをお披露目した。

 昨年行われたEICMA2018でフルモデルチェンジしたS1000RRを公開し、BMWモトラッドモータースポーツとショーン・ミュア・レーシングの合同チームで、SBKにワークスチームとして復帰することを発表したBMWモトラッド・ワールドSBKチーム。

 2019年シーズンは、サイクスが第7戦イタリア(ミサノ)のレース1と第8戦イギリスのレース1で2位、第9戦アメリカのスーパーポール・レースと第11戦フランスのレース1で3位に入り、4度の表彰台を獲得した。第8戦イギリスではポールポジションも獲得し予選でも速さを見せた。

 BMWモトラッドの責任者であるマーカス・シュラムは、発表会でSBKで期待以上の活躍を見せたことや、新型のS1000RRで、2019-2020シーズンFIM世界耐久選手権(EWC)にもワークスで参戦し、開幕戦のボルドール24時間耐久で3位入賞を飾ったこと、マン島TTレースでは、スーパーバイククラスとスーパーストッククラスにS1000RRを使用し参戦したピーター・ヒックマンが優勝したことなどを報告した。

EICMA2019に登場したラバティとサイクス

 BMWモトラッド・ワールドSBKチームのチーム代表であるショーン・ミュアは「大忙しのシーズンだった。BMWモトラッドモータースポーツとSMRの完全な関係性が始まったのが非常に遅かったので、その初年度であった今年、このチャレンジは常に厳しい方向に進んでいった」とシーズンを振り返る。

「2020年に向けては、2019年に達成した成功に目を向け、我々が築いた申し分ない土台に基づいて仕事ができるはずだ。私はBMW S1000RRを我々のペースで着実に開発できたことを特に嬉しく思っている。今はそれを次のレベルに持っていかなければならない」

「2020年はトム・サイクスのチームメイトにユージン・ラバティが新たに加わり、我々には力強いコンビが揃った。このチャレンジを次のレベルに持っていき、優勝に挑むことができると感じている」

2020年のSBK参戦マシンをアンベイル

 2020年シーズンは、BMWで4度の表彰位を獲得しランキング8位の成績を収めたサイクスは継続参戦し、MotoGPにも参戦した経験を持ちチーム・ゴーイレブンでドゥカティを駆ったラバティを新たに起用し優勝を目指す。

 マシンは昨年フルモデルチェンジしたS1000RRを改良したもので、発表会では2020年に使用するマシンがお披露目された。

「2019年シーズンに関しては、新しいBMW S1000RRは確実にそのポテンシャルを大いに示すことができると感じている。このプロジェクトがかなり遅れてスタートしたことを考えても、僕たちがその間に達成したことは本当に印象的だった」とサイクス。

「よかったのは、シーズンの間にたくさんのデータや情報を集めることができたことだ。2020年に向けて、今はそれがとても役に立っている。僕は継続してBMWモトラッド・ワールドSBKチームにいることができて本当に嬉しい。そしてもちろん僕の目標はレースで勝つことだ。もう少し時間も開発も必要だが、それを達成することができるだろう。2020年に向けて僕たちのプログラムを始めるのを待ちきれない」

 BMWをはじめて走らせることとなるラバティは「2020年に向けてBMWがこの機会をくれたことと、僕を信頼してくれたことにとても感謝している。僕の目標は何度かレースで優勝して(BMWに)応えることだ」とコメント。

「このバイクはデビューシーズンにすでに何度か表彰台に上がった。だからこのバイクでそれが可能だということを僕はわかっている。2020年にその回数を増やせることを願っている」

BMWからSBKに参戦するトム・サイクスとユージン・ラバティ
BMWからSBKに参戦するトム・サイクスとユージン・ラバティ
2020年のSBKマシン、BMW S1000RR
2020年のSBKマシン、BMW S1000RR
2020年のSBKマシン、BMW S1000RR
2020年のSBKマシン、BMW S1000RR
2020年のSBKマシン、BMW S1000RR