アストンマーティン・レッドブル・レーシングは11月12日(火)、2020年もアレクサンダー・アルボンを起用することを発表した。これでレッドブルは、2019年シーズンの後半戦から続くマックス・フェルスタッペンとアルボンのラインアップを継続することになる。
また姉妹チームのレッドブル・トロロッソ・ホンダも、2020年はダニール・クビアトとピエール・ガスリーのコンビを継続することを発表した。
今年トロロッソ・ホンダからF1にデビューしたアルボンは、サマーブレイク明けの第13戦ベルギーGPからガスリーと入れ替わる形でレッドブルに昇格。これまでの最高位は、第17戦日本GPで記録した4位となっている。
レッドブルはアルボンについて、2020年のドライバーラインアップ確定を急いでいないと表明していたものの、この度アルボンの残留が正式に決定した。
チーム残留が決まったアルボンは、次のように語った。
「来年もマックスと協力することに本当に興奮しているし、この機会を与えてもらったことを幸運に思っている」
「チームに加入して以来、レッドブルが僕を信頼し、また僕の結果を信じてくれたことにとても感謝している。今年は僕にとって信じられないような年であり、シーズン途中にレッドブルに呼ばれるというのは大きな一歩だった」
「改善し、2020年は上位を戦うためにも、今シーズン学んだことや経験を活かしたい」
またチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、これまでアルボンの活躍を高く評価しており、レッドブルで進歩を続けるに値すると述べた。
「アレックス(アルボンの愛称)はベルギーでのデビュー以来、非常に良い成績を残しており、トップ6に入賞したことがそれを物語っている」
「その一貫性を否定することは極めて難しい。粘り強く献身的なドライバーとしての評判も高まっており、アレックスはアストンマーティン・レッドブル・レーシングで成長を続けるに値することを証明した」
「これから解き放たれるポテンシャルは大いにある。2020年にマックスと並ぶアレックスに会えることを楽しみにしている」
■トロロッソ・ホンダもガスリー&クビアトの継続起用が決定
トロロッソも2020年のドライバーラインアップを発表し、今年の後半戦から続くクビアト&ガスリーのペアを継続することが明らかになった。
今年の第11戦ドイツGPで3位に入賞する活躍を見せたクビアト。チーム残留について、次のように語った。
「2020年もチームに残ることが決まったというのは素晴らしいことだ。とても居心地よく感じているので本当に嬉しい。僕はチームのことをわかっているし、彼らも僕のことをよく知っているので、みんなが何を求めているのかを知るのは容易にわかることだ」
「今年のドイツGPで表彰台を獲得した時のように、僕たちは一緒に素晴らしいことを成し遂げたので、来年もこのチームのためにとても力強いシーズンを過ごせることを願っている」
「F1で走り続けることができる機会にとても感謝している。来年最高のパフォーマンスを発揮するためにベストを尽くしたい。もっとエキサイティングな時間を一緒に過ごすことを楽しみにしている」
一方、今年はレッドブルからの事実上の降格という苦しいシーズンを過ごしたガスリー。来シーズンに向けて、「2020年もチームに居られることを本当に嬉しく思う」とチームのプレスリリースにコメントを寄せた。
「僕たちはエキサイティングなチャレンジを目の前にしている。トロロッソは毎シーズン、僕にパフォーマンスを発揮するためのベストなチャンスを与えてくれた。チームは年々改善を続けているし、その旅に加わることができるというのは素晴らしいことだ」
「2020年に僕たちが何を達成できるのか、楽しみにしている」