「三笠」甲板に足湯 秋山真之つながり、松山市をPR

足湯を楽しむ女性

 横須賀市の三笠公園(同市稲岡町)に保存・展示されている記念艦「三笠」に、17日までの期間限定で足湯が登場した。観光交流都市協定を結んでいる同市と松山市のつながりを広く知ってもらおうと企画された。

 松山市は、日露戦争時に三笠が旗艦だった連合艦隊の作戦参謀を務めた秋山真之の出身地。それらが縁で両市は協定を締結している。

 浴槽は右舷上甲板に設置され、松山の道後温泉をイメージした入浴剤が入れられ、松山特産のみかんも浮かべられている。期間中、松山市の観光についてPRする展示も行われている。

 千葉県内からバス旅行で三笠を訪れた女性グループは「足湯に入ろうとタオルも持ってきた。温かくて気持ちいい」とみかんを片手に楽しんでいた。

 足湯は無料だが、三笠の入艦料(一般600円、高校生300円、中学生以下無料)が必要。午前9時~午後4時半。

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