奄美で「島尾忌」 ゆかりの作家しのぶ

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文学碑に献花する島尾伸三さん=奄美市名瀬小俣町

 奄美ゆかりの作家、島尾敏雄(1917~86年)の命日に合わせて12日「島尾忌」が、奄美市名瀬小俣町の旧宅であった。NPO法人島尾敏雄顕彰会の主催で、遺族ら約30人が参加し、功績をしのんだ。
 長男で写真家の伸三さん(71)=東京都=らが文学碑に花を手向けた。旧宅は県立図書館奄美分館の初代館長を務めた島尾が、家族と約10年間暮らした官舎。参加者を前に伸三さんは、両親が前触れもなく官舎に引っ越して驚いたという、高校時代のエピソードを披露。「島尾忌のたびに当時を思い出す」と懐かしんだ。