対抗戦5勝目! 宿敵・慶大を圧倒

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秋晴れに澄み上がった寒空の下、大観衆が詰めかけた東京・秩父宮ラグビー場。関東大学対抗戦(対抗戦)開幕から4連勝中の明大は、対抗戦2敗となり、全国大学選手権出場に向けて背水の陣で臨んでいる慶大と対戦した。慶大は対抗戦で過去2年連続敗戦を喫している因縁の相手。しかし蓋を開けてみれば、慶大をノートライに抑える試合運び。前半冒頭で先制点を許したものの、立て直して21-3で折り返す。後半も勢いは衰えず、40-3で締めくくる勝利に。次戦に向けて弾みをつけられる試合となった。

立ち上がりはうまくいかなかった。前半3分、SO山沢京平が中央から放ったペナルティーゴールはポールの外へ。お互いにミスが続く展開となる。前半9分には、明治のオフサイドから慶大にペナルティーゴールを決められ、先制を許してしまう。慶大の出足の早いディフェンスになかなかチャンスを見いだせない。しかし、ここで終わらないのが明大。前半17分、敵陣ゴール前ラインアウトから右に展開。CTB射場大輔がディフェンスの隙をついてインゴールに飛び込んだ。続く前半24分、ブレイクダウンでプレッシャーをかけ続ける中、山沢のキックに鋭く反応したFB雲山弘貴がボールをキャッチ。そのままインゴールを駆け抜けた。さらに前半34分、山沢が10mライン付近からディフェンス網を突破。冒頭のミスを帳消しにする、圧巻の独走トライを決める。その後も明大のペースで試合を進め、前半を計3トライの21-3で折り返した。

観客を沸かせる独走トライを決める山沢

後半も明大の堅いディフェンスが慶大の突破を許さない。ボールを慶大が支配する場面も多く見られるものの、ゴールラインには近づかせなかった。後半17分には、プロップ安昌豪が中央でインゴールをこじ開け、さらに5点を追加。コンバージョンキックも成功させ、25点差まで広げる。続いて後半29分、ブレイクダウンからNO・8坂和樹が鋭く反応。ラックから飛び出してグラウンディングした。また後半から出場したCTB児玉樹やWTB山村知也副将らも活躍。ゲーム終盤の36分、児玉のビッグパスを受け取ったCTB森勇登が慶大をかわす。つないだ山村がインゴールを駆け抜けた。そして最後まで慶大にトライを許さず、40-3でノーサイドを迎えた。

好連係から好機を生み出し大外を駆け抜ける山村

宿敵を相手に攻守ともにキレのある動きを見せ、強さを示した明大。ノートライで抑える我慢強いディフェンスや、試行錯誤を重ね進化したスクラムなど、紫紺の輝きは増すばかり。「チャレンジャーとして挑み、準備してきたことが出せた。出来すぎなくらい。」と田中澄憲監督は振り返った。さらに課題を克服し、「真価」を見せる明大の視線の先に、再び大学日本一の座は見えている。

(記事 朝岡里奈、写真 石名遥、大貫潤太)

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明大スコア慶大

帝京大早大慶大明大筑波大青学大日体大成蹊大

帝京大*

早大*

慶大*

明大*

筑波大*

青学大*

日体大*

成蹊大*

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