家畜伝染病タイと共同研究へ 宮崎大・三澤教授

タイからの留学生(左)に鶏肉の消毒技術を説明する三澤尚明教授=宮崎市・宮崎大

 宮崎大産業動物防疫リサーチセンターの三澤尚明教授(食品衛生学)は、タイの研究機関と家畜伝染病についての共同研究に乗り出す。アジア各国で豚コレラ(CSF)や口蹄疫などの伝染病がまん延する中、国を超えた枠組みで防疫体制を強化するのが狙い。研究は来年度から本格的に開始し、各地で流行している伝染病の遺伝子型などに適した診断システムの開発に着手。口蹄疫禍を乗り越えた本県発の国際的取り組みとして注目されそうだ。

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