<レスリング>1月のUWWランキング大会(イタリア)は朝の計量時に選手が抽選

 来年1月15日(水)~18日(日)にイタリア・ローマで行われる世界レスリング連盟(UWW)の2020年最初のランキング大会「マテオ・ペリコーネン国際大会」は、朝の計量時に選手が抽選する方式が採用されることが分かった。

 2018年に早朝計量が実施され、組み合わせ抽選は前日夕方、チームリーダーによって行われることがルールで決められたが、UWWは本ウェブサイトの問い合わせに対し、ランキング・シリーズの「ワン・デー大会(各階級の1回戦~決勝を1日で実施)では、朝の計量時に抽選を実施することが可能」との条文があると説明(If the one-day format event is used, the draw can be done during the weigh-in, the morning of the competition./UWW RANKING SERIES COMPETITION RULES)。

 このルールに基づいた採用で、イタリア協会は問い合わせに対し、「計量時に選手が抽選を行う」と回答してきた。計量終了は午前9時で、試合開始は午前10時半。このルール下では、選手は試合開始の1時間半前まで対戦相手、および1回戦から出場か2回戦から出場かが分からない状況となる。

 試合前日のチームリーダーによる抽選では、「不正が行われている」との声があるのも事実。この声に配慮したものかどうかは不明。

 3月のオリンピック大陸予選(アジアは3月27~29日、中国・西安)、4月30日~5月3日のオリンピック最終予選(ブルガリア・ソフィア)は、いずれも大会要項が発表されていないので抽選の時間は不明。少なくとも大陸予選は足並みをそろえる可能性がある。

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