一般人じゃない! 国民的アイドル『嵐』の二宮和也(36)が選んだ伊藤綾子(38)って、どんな人!?

画像は『伊藤綾子 2016年 カレンダー』より

2019年11月12日、国民的アイドル『嵐』の二宮和也さん(36)が、かねてより交際していた元フリーアナウンサーの伊藤綾子さん(38)との結婚を発表し、この報道が列島を駆け巡りました。伊藤さんは2018年3月、「メディアにかかわる仕事から離れたい」という理由で、所属事務所のセントフォースを退社。「結婚に向けての準備では?」と噂されていました。

ところで、伊藤綾子さんってどんな人なのでしょうか? 私はまったく知らなかったので、調べてみました。みなさんも参考にして頂けたらと思います。

wikiによると、1980年12月23日生まれ(38歳)、秋田県出身。山形大学教育学部卒業。2003年に秋田放送(ABS)にアナウンサーとして入社。2004年9月に、秋田放送を退社。フリーになり、セントフォースに所属。日本テレビ系『NNN News リアルタイム』『news every.』などに出演。趣味はフラメンコで、女優の北川景子さんが友人だそうです。

これだけでは、人物像がわからないので、伊藤綾子 フォトエッセイ 『 みんなの知ってる伊藤さん、みんなの知らない綾子さん。 』(ワニブックス/2015)を読んでみました。

冒頭は、『news every.』のスタジオで撮られた写真からスタート。アナウンサーとして、仕事へのプロ意識を語ります。そして、私服風のグラビアが3P。カフェでくつろいだり、ちょっとおどけたり、いろんな表情の”可愛い綾子”を見せてくれます。

そして、親交があるという、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーへの感謝を挟みつつ、再びスタジオの写真に。「密着取材」という企画で、真剣に働く”可愛い綾子”の姿を時系列で紹介。なんでしょう、女性誌における「1週間コーディネート企画」のようなノリといえば、少しは伝わるでしょうか?

そして、大学4年生から続けているというフラメンコをダンススタジオで踊る綾子。ハウス・スタジオのソファでくつろぎ、ショートパンツで生足を披露する綾子。すっぴん風のフルメイクで歯磨きをする綾子。夜のホテルで大人っぽい表情を見せる綾子。サングラス姿でおどける綾子。砂浜をワンピース1枚で歩く綾子……。なんだかアイドル写真集のようなノリが全開です。

普通、この類のスタイルブックやフォトエッセイでは私物を公開したり、ファッションセンスなどを見せつけるものですが、私物が出てくるのはほんの少し。しかも絶妙にダサい……。撮影場所はハウス・スタジオと、街ロケ、海辺、仕事場などで、2日もあれば撮れてしまうでしょう。

文章に関しては、特に取り上げたくなる要素はありませんでしたが、恋愛に関する記述がありました。婚活をしていた友人が、出会って数週間の男性と結婚を決め、綾子はこう感じたそうです。

“もちろん祝福し、これまでの苦労を思い出しては一緒に半べそをかきながら、手を取り合って喜びました。でも、心のどこかがつんと冷めていたことに気付いたのです。それは心の隅に宿った、自分でも触れたくない気持ち。「いいな、結婚か」 多分、それは嫉妬心でした。私は、笑顔が引きつっていないことを、祈りました。”

自分の中に生まれた、嫌な感情を隠さない綾子。BGMはSugarの「ウエディング・ベル」か、フラワー・メグの「私のキライなもの」でしょうか? そして、こう締めくくります。

“あの、すみません、白馬の王子さん、予定を早めてはもらえませんかね? よろしかったら、こちらから、お迎えにあがりましょうか?”

……………。

正直、ジャニーズのトップアイドルと噂になる女子アナウンサーだと聞いて、私はもっとセレブで、ハイクラスな都会派の女性を想像していました。

この本が出た35歳の時点で「白馬の王子様」ってガキすぎるとは思いますが、感じ取れる伊藤綾子さんの人物像は、とにかく”超普通”の女性。顔立ちがシャープなので誤解してしまいそうですが、愛読書は『冷静と情熱のあいだ』(江國香織、辻仁成/KADOKAWA)で、女子アナっぽい知的なアピールもなく、ブランド物を自慢するわけでもなく、中肉中背フツーの体型。ある意味、ニノとお似合いな気がしてきました。

“仕事の目標は、おばあちゃんになってもアナウンサーを続けること”と語っていましたが、SNSで嵐ファンから罵詈雑言を浴びせられては、メンタルもやられてしまうことでしょう。そんな世間の波風に負けず、年上姉さん女房として、ぜひとも幸せになってもらいたいと思いました。(文◎もりゆみこ)

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