発表された先発回避の理由は「コンディション不良」だったが…
■アメリカ 4-3 日本(プレミア12・12日・東京ドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」は12日、東京ドームで行われた「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)スーパーラウンド第2戦のアメリカ戦に3-4で敗れて、今大会初黒星を喫した。
序盤にリードを奪われると、先発の変則右腕マーフィーをはじめとするアメリカ投手陣を打線がなかなか捉えきれず。浅村が3打席連続適時打と気を吐いたものの、繋がりを欠き、1点差で逃げ切られた。
この試合、当初、アメリカの予告先発投手は右腕のタナー・フック投手と発表されていた。だが、侍ジャパンの練習直前にWBSCから予告先発の変更され、フックからマーフィーに。変更の理由は「コンディション不良」と発表された。
だが、そのタナー・フック投手、日本戦が終わった深夜に、13日のオーストラリア戦で予告先発として発表された。日本戦前の練習中には左翼の位置でチームメートらと笑顔で球拾い。日本戦後の会見で、アメリカのスコット・ブローシャス監督は「先発のタナーはもう少し休んでもらいたいということで、マーフィー投手に投げてもらいました」とコメントしていた。
急遽、予告先発を回避した末に、翌日の予告先発。果たして許されることなのだろうか?(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)