大和郡山市美術工芸品 火縄銃など盗難

 大和郡山市が美術工芸品として保管していた火縄銃や刀などが盗まれていたことが分かりました。

 盗まれたのは、市が持ち主から寄付を受け保管していた、主に江戸時代の火縄銃や刀、なぎなたなどあわせて18点です。いずれも市の担当部署で保管していましたが、今月7日に小学校の課外授業で展示するため職員が保管庫に取りに入ったところ、美術工芸品18点と、登録証などをまとめた管理台帳から該当する部分が破り取られていたということです。

市によりますと、これらの美術工芸品を最後に確認したのは去年の10月で、建物に外部から侵入されたような様子もなかったことから今月まで盗難に気が付かなかったということです。

一方で、この建物では普段から入り口の鍵を扉近くの陰に保管し、中の保管室も普段から鍵をかけていなかったと言います。

市では警察に被害届を出すとともに管理体制を見直し、再発防止に努めたいとしています。なお、盗まれた火縄銃は完全な修復を施さない限り弾を発射できないということです。

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