震災の教訓生かそう―苫小牧で「地域防災フォーラム」

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3町の職員や住民、復興状況など紹介

 昨年9月の胆振東部地震で大きな被害を受けた、厚真、安平、むかわ3町の防災担当者らが復興状況や当時の様子を語る「地域防災フォーラム」(胆振管内町内会連絡協議会主催)が12日、苫小牧市民会館小ホールで開かれ、参加した約200人が地域の絆を改めて再認識した。

 フォーラムは胆振東部地震から1年が経過し、冷静に振り返る場にするため同連絡協議会が開いた。この日は胆振管内9市町の町内会役員、一般住民らが参加した。

 「あの日を忘れない」と題したパネルディスカッションには、厚真町役場・吉田良行総務課長、むかわ町社会福祉協議会・加藤務事務局長、安平町追分地区町内会連合会・竹内享会長が参加。行政、福祉、住民―の立場から胆振東部地震を経験して得た教訓や震災直後からこれまでの歩みを詳しく紹介した。

 このうち、災害対策本部を担当した吉田課長は「土砂災害の現場などは工事が進んでいるが、住民の心のダメージを解消しなければ本当の復興は来ない」と現状を紹介。加藤事務局長は福祉の立場からボランティアの受け入れについて「ボランティアセンターの設置から運営までを担当したが、ボランティアが活動できる環境づくりが必要」と振り返った。竹内会長は「地域で力を合わせて取り組むことの大切さを感じた」と地域のコミュニケーションの大切さを訴えた。

 これに先立ち、北海道放送の報道部災害担当デスク・加藤健司氏が基調講演を行った。(佐藤重伸)

【写真=約200人が参加した地域防災フォーラム】