北海道・砂川市で生まれ30年 化粧品メーカー シロ

TVh開局30周年記念 179プロジェクト

©テレビ北海道

TVh30周年記念「179プロジェクト」。179プロジェクトとは、各市町村で節目の「周年」を迎えた企業や団体を紹介する企画。
今回紹介するのは、砂川で生まれ、30年を迎えた化粧品メーカー「シロ」。

SHIRO 砂川本店

特徴は、「素材」が持つ特性に合わせた商品づくり。シロ PRの梅津 和佳奈さんは「それぞれ素材の香りもすごくして、テクスチャー(=質感)もそれぞれの商品 でまったく違う」と話す。

例えば、栗山町の小林酒造から仕入れている「酒かす」には保湿効果があるのだという。素材は全国から集めるが、多くは道産のもの。

素材の多くは北海道産のもの

今でこそブランドが知られ、国内外に出店しているが、当初から化粧品を作っていたわけではない。

創業から30年の年表(番組まとめ)

1989年、砂川にシロの前身となる「ローレル」が誕生した。当初はお土産の製造、ジャムなどを作っていた。そこから工場を使い、OEMメーカーとして化粧品の製造を始める。

OEMとは、他社のブランドの製品を作ること。大手雑貨店などの依頼で、入浴剤や化粧品を製造。ヒット作も生まれ、最大で、133のブランドの商品を手掛けたという。しかし、技術力が上がる一方で、OEMの限界も感じていた。

OEMメーカーとして事業を拡大

梅津さんは、「やはりいろんな制限があるというのが少し違和感があった。自分が毎日使いたいものを作りたいと感じていた」と当時を振り返る。そうした思いから、2009年、自社ブランド「ローレル」を設立。札幌に直営店をオープンした。口コミなどで少しずつ人気が広がり、2011年に東京へ進出。

シロ(当時ローレル)の今井浩恵社長(2011年に取材)

この頃、TVhが取材した映像が残っている。2000年に若干26歳で会社を引き継ぎ、事業を伸ばした今井 浩恵社長は、やはり「素材」へのこだわりを語っていた。「世界に良い原料はたくさんある。遠いところまで行ってはみたが、ふと周りを見ると、いっぱい良い原料があったことに気づき『食べておいしいもの 』で化粧品を作りたいと考えた」とのこと。

「食べておいしいもの」へのこだわりから、砂川や東京の店に「カフェ」を併設。化粧品に使っている「酒かす」を使ったスムージーなどを提供している。

化粧品で使っている酒かすを使用

本業の化粧品も、東京進出を皮切りに店舗を拡大。2016年にはロンドンに海外1号店をオープン。現在は、国内26店舗、海外4店舗に。ここ5年の売り上げは1.5倍の成長ペース。

梅津さんは、シロの強みを「商品力」と語る。「酒かすは工場で人が絞っている。OEMメーカーだったからこそ分かるが、普通の会社はそこまでやらない」。ことしは会社名とブランドを一新。2025年までに国内33店舗、国外22店舗まで事業を広げたい考えだ。

(2019年11月16日放送 テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)

過去の放送はYouTube公式チャンネルでご覧になれます。
TVh「けいナビ」