東ティモールの中学生や大学生など5人が5日、八代市の八代白百合学園高を訪ね、生徒たちとダンスで交流した。
東ティモールの教育を支援するため、9月に八代白百合学園でチャリティーコンサートを開いた宮良多鶴子さん(那覇市)が「互いを知り合うきっかけにしてほしい」と企画した。
民族衣装を身に着けた5人は、体育館で全校生徒約350人に迎えられた。箏曲部の演奏や空手部の演武などを観賞し、母国の伝統的なダンスを披露。最後は生徒たちと輪になって踊りを楽しんだ。
生徒たちは、校内で集めた募金や文房具などを手渡した。生徒会長で高校3年の鳥江愛菜さんは「ほとんど知らなかった東ティモールについて学ぶ機会になった。ダンスも楽しかった」と話した。
5人は6日、陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市東区)も訪問した。(中村悠)
熊本日日新聞 2019年11月7日掲載