北日本 14(木)から16日(土)暴風雪、高波、大雪による交通障害に警戒

14日(木)午後9時の雨雪と風の予想

 北日本は14日(木)から16日(土)頃にかけて、西よりの風が雪を伴い非常に強く吹き、海は大しけとなる見込み。暴風や高波、大雪や猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害に警戒が必要だ。

 14日から15日(金)にかけて、前線を伴った低気圧が日本海北部から間宮海峡を急速に発達しながら北上し、14日に寒冷前線が通過した後、16日頃にかけて北日本は冬型の気圧配置が強まる見込み。14日夜から北日本の上空およそ1500メートルに、平年より10℃ほど低い真冬並みの寒気が流れ込む予想だ。

<暴風雪・高波>

暴風雪と高波の情報

 北海道では14日から16日頃にかけて、西よりの風が雪を伴い非常に強く吹き、海は大しけとなる見込み。暴風や高波、見通しのまったくきかない猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒が必要だ。東北や北陸でも、14日は非常に強い風が吹き、海は大しけとなる予想となっている。

<大雪>

 14日は北海道や東北北部を中心に、前線の通過に伴い風向が急変し、夕方には雨が雪に変わる所が多いため、湿った雪による電線等への着雪、停電や倒木、農業施設の管理等に注意が必要だ。その後、北海道の日本海側を中心に、14日夜から16日頃にかけて大雪のおそれがある。積雪や、路面の凍結による交通障害に十分注意すると共に、なだれにも注意が必要だ。

予想される降雪量(多い所)

その後も、北海道を中心に16日にかけて降雪が続き、降雪量はさらに多くなる見通し。

<雷・突風>

 北日本や東日本の14日は、寒冷前線の通過や上空の強い寒気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込み。雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。

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