ラグビー南ア代表、エリス杯の「ふた」を...? 「紛失疑惑」に盛り上がったNZメディア

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「ラグビーW杯2019日本大会」は、南アフリカ(南ア)3度目の優勝(最多タイ)で幕を閉じた。優勝国のみが素手で触れることができる「エリス杯(優勝杯)」を本国に持ち帰り、南ア国民は大騒ぎとなっている。

「ふた、なくした?」との疑惑が飛んだラグビーW杯の「エリス杯」

ところが...。エリス杯の「『ふた』がない」と、ライバルのニュージーランド(NZ=同大会3位)のメディアが、反応している。

「『ふたはどこに行ったの?』と疑問の声が」

まず、南ア初の黒人主将となったシヤ・コリシ選手(FL=フランカー)は自国に戻り、現地で、

「身内にも、応援してくれた方々にも、たくさん助けられました」

国民へ感謝の辞を述べたと、日本の一部メディアも報じている。

しかし...。11月8日に公開された公式ツイッターでの投稿には「エリス杯」の蓋はあったものの、10日に公開された映像には蓋がなかった。この状況に、SNSがビビッドに反応した。日本国内のツイッターでは、

「蓋はどこ?」
「もう蓋、なくしちゃったの?」
「身も蓋もねーな」
「それにしてもトロフィーの扱い方雑すぎでしょw」
「せっかくだし、それにお酒入れて飲もうよ」

この情報に、すかさずコメントを出したのが、ライバルで今大会3位に終わったNZのメディアだった。同国のメディア「NZヘラルド」紙は「『ふたはどこに行ったの?』と疑問の声が」と報じた。

記事では、

「パレードの際の写真を見ると、エリス杯から大切な部品がなくなっている――『ふた』だ」

などと、SNSの投稿などを元に南アの「紛失疑惑」をからかった。

ライバル関係の意地...!?

しかし、南アのラグビー協会は「ふた、なくした疑惑」を否定。NZヘラルドの別記事では、「公式」の写真が撮影される際には、ちゃんとふたを取り付けているとの説明が掲載された。実際、パレード最終地であったケープ・タウン(ネルソン・マンデラ元大統領の縁の地)では、きっちりと蓋もあった。

そもそも、南アとNZは、ラグビーにおいて最強のライバル国同士である。そんな南アは予選プールでNZに敗北。しかし、決勝トーナメントでは、南アは日本を始めとした各国に勝利。一方のNZは準決勝でイングランドに敗れ、3位決定戦へと回った。ちなみに予選プールで敗れ、それでも優勝を果たしたのは、今回の南アが史上初でもある。穿(うが)った見方かもしれないが、ライバル国のNZメディアが負け惜しみで「おい、ふた、どこにやった?」という報道だったのかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 山田大介)