『嵐』の奉祝曲が”現代バージョンの『君が代』”と話題! 「こんな壮大な曲はなかなかない」

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9日、東京・皇居前広場で開催された天皇陛下の即位を祝う民間主催の「国民祭典」の祝賀式典で国民的グループ『嵐』が歌唱した奉祝曲『Journey to Harmony』の歌詞が、〝現代版の『君が代』〟だとしてネット上で話題になっているようだ。

そこで、当記事では国歌『君が代』と『Journey to Harmony』の歌詞を対照させ、親和性について検証していく。

そもそも『Journey to Harmony』とは、アニメ『マクロスF』や東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』などで知られる菅野よう子氏が作曲を担当。作詞は、朝ドラ『ひよっこ』『奇跡の人』(NHK)の脚本を書いた岡田惠和氏が担当した。

岡田氏は、作詞について「あまり堅苦しくなく、皇室とともに新しい時代を生きるすべての人、世代関係なく口ずさんでもらえたら」と親しみやすさを意識したことを明かしているのだが…。紐解いていくと、やはり『君が代』に通ずるものがありそうだ。

まず『君が代』の歌詞のおさらい。

《君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで》

意味は諸説あるが

「わたしたちの国が 千年も幾千年もの長い間 小さな砂がひとつに固まってさざれ石になるように やがて大きな盤石(巌)となって 苔が生じるほど長きにわたって栄えていきますように」

としよう。石や苔など、一朝一夕では成しえない自然物を用いることで、子孫繁栄と国民の永続を強調しているような歌である。

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では、本題である歌詞の対照をしていこう!

・曲名『Journey to Harmony』
→「令和」は英語で「Beautiful Harmony」=「美しい調和」という趣旨。

・「はじめはどこかの 岩かげにしたたり 落ちたひとしずく」
→「ひとしずく」は、「わたしたち」と前提づける。国民一人ひとりのこと。

・「(ひとしずく)が平野流れ やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし 鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ」
→超意訳: 学校に通って、やがて研鑽を積んだ大人になり(「うるおし」=税金を収め???)、子どもを育てたり(「鳥」=子孫繁栄)、恋愛(「花」=『君が代』が詠まれたとされる平安時代で“花”は、恋愛の状況を表すのに用いられることが多い。例:「花の色が移る」=移り気)を楽しんだり…

・「あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいい」
→国民一人ひとりの幸せこそが、国家の幸福に繋がるということか。『君が代』に用いられている「苔」は、地表や岩の上に這いつくばるように小さな範囲からやがて大きな範囲に広がるように成長する。「ひとしずく」から「大河」へ、「小さな石」から「さざれ石」へ。

・「虹のうたを聴こう かすかなそのうた まるでひとしずく 静かにつながって 確かにつながって」
→「静かにつながって 確かにつながって」と“繋がり”を多用し、こちらも「苔」と「さざれ石」の成長過程に通ずるものがある。一人ひとりが、固い“絆と信頼”で結びついていこうという意味合いか。

「終盤の『ごらんよ 僕らは君のそばにいる』『大丈夫 君と笑ってゆく 大丈夫 君と歩いてゆこう』との語りかけるような歌詞は、もはや象徴として”仰ぐ”天皇から、互いに支え合って“仰ぎ合う”天皇への“変化”を感じずにはいられません。現代は、多様性が認められて、一人ひとりが尊重されていく潮流。まさにこの曲は、“国家×令和”を体現した曲でしょう。歌詞中の“君”と“僕”の関係は、皇室と国民でもあり、家族同士でもある、そんなコミュニティの大小関わらず置き換えができるもの。まさに多様性を認め、人と人が繋がって“美しい調和”を生み出す時代に寄り添う曲だといえます」(音楽系出版社編集)

ネット上でも、〝現代版の『君が代』〟という説に対し、

《素晴らしい歌でした 令和時代の『君が代』とも云えるかもしれない。 広く歌い継がれてゆくといいな》《『君が代』の現代版・現代語訳みたいで、とてもすき》
《やはり陛下に納めるあの場だとこの「君」は「my Lord」の意味ですよね 君が代じゃんね》
《君主の永続性を歌う。(もはや)国民主権の国ではないような歌詞に思ってしまう》
《嵐が歌った曲、天皇の前で歌うと「君」はやはり『君が代』の「君」と同じ意味に感じられる》
《『嵐』の曲として聞けば「君」は普通に人それぞれにとって大切な人。奉祝曲として聞けば「君」は天皇陛下を表して、天皇と国民が共に歩んで行けば日本という国の未来は安泰ですよって事でしょ。こんな壮大な曲はなかなかないよ》

などと大きな反響を呼んでいるようだ。

各所で好評の声があがっている同曲だが、今のところ音源化は発表されていない。しかしながら、前例においては音源化されている場合が多いので、今回もぜひ期待したいところだ。

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