大分市のレストランが芸術緑丘高生の作品展示【大分県】

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「レストラン建設会館鈴」の店内に飾られた芸術緑丘高生の作品=大分市荷揚町
「店の雰囲気やお客さんを意識して作品を作った」と話す村上舞鈴さん(左)と河野美聖さん=大分市の芸術緑丘高

 大分市荷揚町の県建設会館1階にある「レストラン建設会館鈴」が、芸術緑丘高(同市上野丘東)の生徒が手掛けたデザイン作品を展示している。定期的に入れ替える予定で、食事客の目を楽しませ、生徒の創作意欲にもつながっている。

 現在はデザイン専攻の2、3年生31人の作品から選ばれた28点を展示。学校が出した「ヨーロッパの雰囲気を醸し出すような洗練された作品」「自分が住む地域をPRする」といった課題に対し、手描きやコンピューターで作ったポスターとイラスト、ワイヤーなどを使った立体作品が並ぶ。

 展示は会館内にある県建設業協会勤務の池永俊八さん(62)がレストランに通う中、「店内の雰囲気をより魅力的にしたい」と3月ごろ発案。高校の同級生だった芸術緑丘高の田畑正晴教諭(63)と、レストランの店主瀬口輝行さん(69)に打診し、両者から快諾を得た。

 6~8月に35点を試験的に展示。客にアンケートしたところ好評だった。9月中旬から正式に作品を並べると「褒めるお客さんもいる」(瀬口さん)という。

 同校2年の村上舞鈴さん(17)、河野美聖(みさと)さん(17)は「店の雰囲気やお客さんを意識して作品を作った。一般の人が訪れる場所に展示する機会はあまりなく貴重」と喜ぶ。

 作品は12月下旬に入れ替える予定。田畑教諭は「作品は学校内で完結することが多い。自分のデザインが社会の中に置かれて、どう影響を与えるかを感じ取るいい機会になるのでは」と、生徒の刺激になることを期待している。