【プレミア12】侍J今永が今大会初失点も6回1安打8奪三振 「こんなにいい投球できるとは」

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メキシコ打線相手に好投した侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:荒川祐史】

6回を投げ1安打8奪三振1失点、曾澤のリードで変化球

■日本 3-1 メキシコ(プレミア12・13日・東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は13日、東京ドームで行われた「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)スーパーラウンド第3戦のメキシコ戦に3-1で勝利した。先発の今永昇太投手(DeNA)は6回を投げ1安打8奪三振1失点。今大会で初めての失点となったものの、新たな武器を得る登板となった。

 この日は初回、打者3人を相手に初球カーブを投じる今永には珍しい入り方となった。「初回だけは何で行くかと話し合い、初球カーブから入った。速球系は怖かったので」と強力メキシコ打線を警戒して入ったが、これがうまくハマり3者凡退に。その後もカーブやチェンジアップを使い、序盤3イニングを無安打に抑えた。

 しかし4回先頭のジョーンズに初球のカットボールを左翼スタンドまで運ばれた。今大会前に行われた1日の「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦、そして今大会オープニングラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦と無失点の投球を続けており、これが初失点に。この1球には「まさかあの球をあそこまで……と。結果としてインコースに入ってしまった」と反省を口にしたが、その後は再び無安打の投球で毎回の8奪三振を奪った。

 この日はカーブやチェンジアップなど変化球が冴えたが、「台湾戦よりよかったのは真っ直ぐですね、質がよかったです。やっぱり僕は真っ直ぐのピッチャーなので」と直球が一番の自慢。これをさらに曾澤のリードが引き立たせた。「相手の打ちたいカウントの中で、チェンジアップだったり緩い球を使えた。だから待っていないところに真っ直ぐを投げられた」と今永。「こういう投球もできれば、自分自身のパターンに持っておける」と自信をつけていた。

 チームは中2日で4戦目の韓国戦(16日)に臨み、さらに勝ち上がれば決勝戦(17日)が見えてくる。「まだ何も言われてはいませんが、もし言われた時のため準備したい」と早くも次回登板に向けて意気込みは十分。「みんなが世界一を目指している。強い日本をお見せします」。念願の世界一に向け、エース左腕がその時を待つ。(Full-Count編集部)