音で遊ぶ、ボードゲームで遊ぶ、AIで遊ぶ。ドンドン広がるロボットトイ「toio」の世界

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、子どもの創意工夫を引き出すロボットトイ「toio(トイオ)」の「新作タイトル発表会」を開催。「トイオ・コレクション 拡張パック」や「ピコトンズ(仮)」「「大魔王の美術館と怪盗団(仮)」などの新タイトルを発表。またtoio初のシステムソフト・アップデートも行われる。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が発売しているtoioは、キューブ型のロボットを動かしながら、さまざまな遊びと学びを提供するロボットトイ。2019年3月に発売されてから、STEM教育分野でも注目が高い本製品だが、ここに来てさらにいくつかのタイトルが加わることになった。

トイオ・コレクション拡張パック

toioの基本パックとも言える「トイオ・コレクション」をアップデートしたもの。もともとの「トイオ・コレクション」の世界観やコンセプトはそのままに、拡張パックでは直感的にあそべるゲームや頭脳ゲーム、条件をクリアすると新たなミニゲームが解放される仕掛けなど、より家族や友だち同士で楽しめる内容となっている。

ピコトンズ(仮)

「toio」の絶対位置検出技術と各種センサーを使って、特定の場所に置いたり動かしたりすることでさまざまな音を出すことができ、今までにない新しい形で音楽の制作や演奏ができる。

Sphero Specdrumsミュージックリング」も音楽を演奏できるが、こちらは動物の鳴き声や水の流れる音のような生活音まで、さらに幅広い音を出す子が可能になっている。また、絶対位置検出技術により、置く場所によってさまざまなアクションとともに音を出すことも可能。

さらに、現役高校生アーティスト「SASUKE」ともコラボ。彼の活躍はこちらの記事でも紹介している。

大魔王の美術館と怪盗団(仮)

最大4人までの対戦プレイで、怪盗団として美術館に潜入して美術品を狙う新感覚のボードゲーム。制作は国際的なアーティストチーム「STUDIO NO BORDER」で、アートディレクターのロマン・トマ氏は、フランス出身で日本在住のデザイナー。

ロマン・トマ氏いわく、「toioは難しいゲームのルールを説明する必要はない。なんならサイコロを振ることもtoioがやってくれる」とのこと。

ウロチョロス

「toio」は2019年6月に、キューブの技術仕様とAPIを公開している。それを使用した初の「toio」専用モバイルアプリ「ウロチョロス」が無償配信される。開発したのは日本初のゲーム専用AIの企画開発を手がけるモリカトロン。

キューブ同士がコミュニケーションしたり、キューブがプレイヤーの動作に反応したり、プレイヤーの表情を読み解くミニゲームなど、スマホと連動することでさらにいろいろなことができるようになっている。

システムソフトウェアアップデート2019

また、toio初となるシステムアップデートが行われる。このアップデートにより、専用カートリッジが無くても、リングでキューブを動かせる「フリーそうこう」機能やビジュアルプログラミングのWindows 10への対応、開発者向けには2台のキューブの制御・協調動作も可能になる。

システムソフトウェアアップデートの提供方法は2つあり、2019年11月14日(木)に発売されるタイトル「トイオ・ドライブ」以降のすべてのタイトルに最新のシステムソフトウェアが含まれているので、それを購入するか、スマートフォン(iOS/Android)向けにアップデート専用アプリを2019年12月に提供予定なので、そこからアップデートすることになる。

レゴであそぼうキャンペーン

さらに、toioはレゴ社と提携し、11月14日から全国の対象店舗で、対象の「toio」商品を購入した人に先着で「toio」と組み合わせて遊べる「”レゴブロック” プレゼントキャンペーン」を実施。詳細はこちらの特設ページより、確認できる。

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