相模原市教育委員会は13日、市立清新小学校(同市中央区)の校庭の一角にある児童の遊び場「冒険の森」に予定していた駐車場整備計画を撤回する、と発表した。保護者からの根強い反対の声に配慮した。
市教委は、同校に隣接する清新公民館の改修に合わせ、校庭の一角に駐車場を整備することを決定。この計画に対し、「子どもの遊び場を減らさないでほしい」との反対の声が多く寄せられ、市は計画を再検証した。
その結果、近くのコインパーキングと提携して6台分の共用駐車スペースを確保することで、駐車場を整備しないことにした。
冒険の森にはコンクリート製の滑り台などがあり、児童に長く親しまれてきた。計画が明らかになって以降、保護者や卒業生、地域住民らが反対の署名活動を行った。