ミュージカル「サタデー・ナイト・フィーバー」トニー役のリチャード・ウィンザー 記者発表会に登場!

約1カ月後の12月13日、 東京国際フォーラム・ホールC(東京都千代田区)で開幕する英国発のダンス・ミュージカル「サタデー・ナイト・フィーバー」。 主演をつとめる英俳優・ダンサーのリチャード・ウィンザーが今月上旬に来日し、 東京都内のディスコで開かれた記者発表会に登場。 切れ味の鋭いダンスを披露し、 会場に集まったファンら約100人を興奮させた。

画「サタデー・ナイト・フィーバー」は、 ディスコで青春を燃焼させながらも、 成長の扉を開いていこうとする悩める青年の物語。 主人公のトニー・マネロを演じた俳優ジョン・トラボルタを一躍スターの座に押し上げた。 サントラ盤も大ヒットを記録。 ビージーズの「ステイン・アライブ」「ナイト・フィーバー」「愛はきらめきの中に」などメガヒットが続出し、 世界中のディスコブームを牽引。 ミュージカル版は2018年にイギリスで初演されました。 物語に沿って、 ビージーズ役のシンガー3人がヒット曲を歌い、 熱を帯びたダンスが展開される。

「12歳のころ、 この映画を見た。 ダンスをするきっかけになった映画。 私には大人の世界だったが、 若者の苦悩が描かれ、 パッションに満ちた人生の旅を感じた」とトニー役のウィンザーは言う。 ウィンザーは19歳の時、 英演出家のマシュー・ボーンの目にとまり、 「白鳥の湖」「ドリアン・グレイ」「シザーハンズ」などの主役を務めた。 表情豊かなダンスと繊細な演技で注目され、 映画、 テレビなどでも活躍している。

ダンスの特訓を受けてきたウィンザーはトラボルタについて「素晴らしい俳優です。 彼を真似してもできないし、 しようとも思っていません。 映画とミュージカルの適切な中間点を見いだす必要があった」とコメントしています。 映画で、 ビージーズの曲が流れる中、 トラボルタは人生のステップアップのため地下鉄に乗り、 過去と決別してゆく様子を無言で表現しましたが、 「ミュージカルではダンスでトニーに秘められた将来の可能性を表現します」と話した。

こまやかなダンスと演技のプランを持ちながらも、 舞台を終始おおうのは華やかなディスコのムードです。 ウィンザーは、 最も好きな曲として「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」を挙げている。 「スタイリッシュで、 いくら難しくてもリラックスしているように踊るのが、 ディスコのクールなところです。 ディスコダンスのオリジンの1つには精密で統一性のある踊りもあると思う。 だからこそ、 舞台と会場が一体となる音楽の祭典にしたいです」

Photo by ヒダキトモコ

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