一体誰が「悪い奴」なのか NGT48騒動 渦中の被告大学生がSHOWROOMで配信 ネットの噂を数々に反論

新潟を拠点とするアイドルグループ、NGT48のメンバー、山口真帆さん(24)=脱退=が自宅前で暴行を受けた事件から11カ月。これまで沈黙を守ってきた実行犯とされる大学生男性(24)が友人のSHOWROOMに「出演」。ネットを中心に広がっている噂を「デマ」と断じ、話題になっている。

事件を検証した第三者委員会や民事裁判の訴状で「甲」と呼ばれる男性は、今月4日未明、3時間にわたり、友人の男性が配信するSHOWROOMに「友情出演」。

「事件に関するデマが多すぎる」

などと述べた。甲氏が一番強調したのは、共犯として甲氏と一緒に逮捕された乙氏が

「新潟県警、ガチで弱え」

と新潟市内を歩きながら話す映像が事件の1年以上前に撮影されたものだということ。

「新潟県警、弱え」は、山口さんの事件で釈放された乙氏が、警察を小馬鹿にした映像として事件が発覚した1月に広く流れた。だが、甲氏によれば、映像は事件の1年以上前に飲酒帰りに新潟で警察官に職務質問された後、職質した警官を対象にして撮ったもので、山口さんの事件とは一切関係ないという。

ほかにも甲氏は「ブログの改変が噂になってますが、証拠書類にブログは提出したんでしょうか」という問いに

「改変もログインもしていない。証拠書類にブログは提出していない」

と完全否定。これまで沈黙を守っていた甲氏だが一転して自身の主張を始めた。

甲氏はこうした噂の出所に対し、

「アクセスを稼いでやろうっていうデマ製作人のアフィリエイトに踊らされているだけ」

と反論した。

捜査の内幕にも言及し、自身が20日間勾留された事情を「メンバーを何人も聴取している間、僕らを身柄拘束しなければいけないので、長期になっただけで、悪質性とは関係ない」とし、AKSの関係者やメンバーら計十数人が警察に事情を聴かれていたことを暴露した。

「無茶苦茶な理論が多い。わざと曲解して、自分の意見に寄せて言っている人や本当に妄想している人の2種類がいる」

とネットバッシングをしている人たちを批判した。甲氏は今後も友人のSHOWROOMに出演する意向のようで、裁判と併せて今後の動向が注目される。(文◎村田京子)

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