10年間で3番目の多さ 和歌山県内、10月の倒産

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 東京商工リサーチ和歌山支店は、10月の県内倒産状況(負債額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は15件で、1年7カ月ぶりに2桁となり、過去10年間の全ての月でみても3番目に多かった。紀南地方では白浜町の建設業が倒産した。

 倒産15件は、10月としては過去10年間で最多。全ての月でみると、2011年3月の22件、5月の16件に次ぐ多さだった。

 業種別には、サービス業が昨年10月より4件増えて最多の6件、建設業が4件、小売業が3件、卸売業と運輸業が各1件。市町村別では和歌山市が8件、海南市が2件、岩出市と橋本市、有田市、御坊市、白浜町が各1件。

 和歌山支店は「小売りやサービス業の倒産が全国的に増えている。金融機関が資金的に弱い企業を手厚く下支えしてきたことで、倒産はこれまで低水準だったが、潮目を迎えつつある可能性が出てきた」と分析する。

 一方、負債総額は4億5100万円で、昨年10月より1億2600万円多かったが、負債額が1億円を超える倒産は1件だけで、引き続き小口倒産が主流だった。