11月後半 東・西日本、沖縄・奄美はかなりの高温 1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は14日、向こう1か月(11/16~12/15)の天候の見通しを発表した。東・西日本、沖縄・奄美は寒気の影響が弱く、11月後半は気温がかなり高くなる見込み。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(11/16~11/22)の北日本は、寒気の影響で気温が平年並みか低い予想となっている。一方、東・西日本から沖縄・奄美にかけては高温で、沖縄・奄美ではかなり高くなる予想だ。また、全国的に低気圧の影響で、降水量は平年並みから多い傾向が見込まれている。
 
 2週目(11/23~11/29)は、北海道付近は冬型の気圧配置が予想されているが、シベリア高気圧の日本の南への張り出しは弱く、東・西日本から沖縄・奄美にかけては低気圧の影響を受けやすい予想だ。特に、沖縄・奄美は、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。気温は、北海道で平年並みの他は高温で、かなり高くなる所もありそうだ。

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 11月後半は広い範囲で高温が予想されるが、特に21日(木)頃からの5日間ほどは沖縄で、22日(金)頃からの5日間ほどは、東・西日本や奄美で、気温が平年よりかなり高くなる見込み。このため気象庁は、「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼び掛けている。

「早期天候情報」とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

 3~4週目(11/30~12/13)は、全国的に天候は平年と同様と見込まれている。気温は北日本で平年程度だが、東・西日本と沖縄・奄美は、2週目ほどではないが、高温傾向が続きそうだ。

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