ヤンキース FAのグレゴリアスを積極的には引き留めない方針

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デレク・ジーターの後継者として2015年からヤンキースの正遊撃手を務めてきたディディ・グレゴリアスだが、ヤンキースは今オフ、フリーエージェントとなった29歳の遊撃手を積極的に引き留めるつもりはないようだ。SNYのアンディ・マルティーノは、関係者の話として、ヤンキースがそれほど積極的にグレゴリアスとの再契約に動かない可能性が高いことを報じている。グレゴリアスにクオリファイング・オファーを提示しなかったヤンキースだが、グレゴリアスはこのままヤンキースを去ることになりそうだ。

マルティーノは以前、トミー・ジョン手術の影響もあって不本意な1年を過ごしたグレゴリアスが、自身の価値を立て直すために1年契約で残留する可能性について言及していた。実際に、ヤンキースとグレゴリアスの双方が再契約に前向きであると話していた関係者もいたようだ。

しかし、ヤンキースは年俸総額がぜいたく税の課税対象となる2億800万ドルを上回らない範囲での補強を行うことを考えているという。他のエリアの補強を行うために、グレゴリアスとの再契約を回避することで、ペイロールに多少の余裕を持たせることを優先すると見られる。

実際のところ、ヤンキースは必ずしもグレゴリアスを引き留める必要はない。空席となる遊撃には二塁からグレイバー・トーレスを回すことができ、今季は内野の便利屋として二塁のほか、一塁と三塁の守備にも就いたDJレメイヒューを二塁に固定することで、グレゴリアスの穴を完全に埋めることができるのだ。一塁にはルーク・ボイトとグレッグ・バード、三塁にはジオ・ウルシェラとミゲル・アンドゥハーがおり、ヤンキースにとって、内野手は補強の優先度の低いエリアなのである。

なお、フリーエージェントとなったグレゴリアスには、レッズが強い関心を示していることが報じられている。グレゴリアスは2012年にレッズでメジャーデビューを果たしており、レッズとの契約が成立すれば、8年ぶりの古巣復帰となる。