テレビ東京系では、2019年年末・2020年年始に「孤独のグルメ」「きのう何食べた？」「忘却のサチコ」の新作3タイトルを“美食晩餐会”と題して3夜連続で放送する。
2019年12月31日、大みそかの夜は、松重豊主演の「孤独のグルメ」Season8の締めくくりとなるスペシャルドラマ「孤独のグルメ 2019 大晦日スペシャル」（仮題、時間未定）を放送。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎（松重）が、仕事先で見つけた食事どころにふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す至福の時間を描く。大みそかの放送はこれで3年連続の快挙となるが、松重は「3年連続、紅白の向こうを張った孤独な闘いです。どうせなら高畑さんと西島くんと内野さんの力を借りて『忘却のグルメ、きのう何食べた？』にしようと言ったのですが、却下されました」と貫禄を感じさせるコメント。さらに「どうせなら海外にも連れてってくれと懇願しました。ごく薄めのチューハイ程度の視聴率です。ほろ酔い気分でご覧ください」と大役にも力みのない様子を見せた。
また、2020年1月1日の夜には、西島秀俊、内野聖陽ダブル主演のドラマ「きのう何食べた？お正月スペシャル」（時間未定）を放送。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面、倹約家の弁護士・筧史朗（通称・シロさん／西島）と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二（通称・ケンジ／内野）の生活を日々の食卓を通して描く。続編としての復活に西島は「ドラマを見てくださり、力強く応援してくださった皆さまのお力で、続編が決定しました。ケンジに、そしてあの優しくあたたかい登場人物たちにまた会えることが本当にうれしいです。今は一刻も早く撮影に入りたいです」と意気込む。また内野も「この一風変わった作品が世間の皆さまの評価をいただいたということは、自分の予想を超えてとてもうれしいです」と喜び、「この作品がまだ続くであろうことは僕ら2人もそれなりの覚悟をしていましたので、そのご期待に対してどう向き合っていくのか、これから西島さんはじめスタッフさんとも話し合っていくところです」と決意を新たにしている。
さらに、「今回は1月1日の放送ということで、ご家族や友人、恋人など大切な人に感謝の気持ちを伝えたくなったり、懐かしい誰かに連絡したくなったりするような、そんな心温まるドラマをお送りできるよう全スタッフ・キャスト一丸となって丁寧に愛情を持って作っていきたいと思います。ご期待ください」（西島）、「僕も西島さんもこの作品世界がとても気に入っていますので、作品の品格を壊さぬ程度に攻めた表現を探っていけたらいいなと考えています。元日放映にほっこりするような内容だといいなと思っていますが、さて開けてみたらどうなるか、僕らもとても楽しみにしています」（内野）と、それぞれコメントしている。
そして、2020年1月2日の夜は、高畑充希主演の「忘却のサチコ」が約1年ぶりに「忘却のサチコ 新春スペシャル」（時間未定）として帰ってくる。結婚式当日に花婿に逃げられ、その新郎・俊吾を思い出すたびに仕事に支障をきたしてしまうほど、満身創痍（そうい）の佐々木幸子（高畑）が見つけた“忘却の法則”、それはただひたすらに“旨いものを食べる”こと。新春スペシャルで、幸子はどんな“忘却グルメ”に出合うのか!?
待望の続編に高畑は「スペシャル、連ドラと、サチコさんとお付き合いしてきて、本当に彼女のことが大好きになってしまったので、またサチコさんに会えると思うと、うれしく心躍っております」とニッコリ。さらに「ただ、私もほぼ独りの闘いでとても寂しいので、松重さん発案の『忘却のグルメ、きのう何食べた？』には大賛成なのですが、昨夜食べたものがただ思い出せない人の話みたいになりそうなので、やっぱり自分の足で立って頑張るしかないのかぁぁ…！と、背筋が伸びる思いです」と冗談を交えてカツを入れた。そして最後に「めちゃくちゃ好きで見ていた2作品と一緒にお正月晩さん会に参加できるなんて、ほんとにいいの!?と舞い上がってしまっています。そのニヤニヤは無表情の奥に一旦しまって、今回もステキな忘却グルメと優しい編集部のみんなと一緒に、年明けがハッピーになるドラマにできればと思っています。お楽しみに！」とアピールして締めくくった。
