インディアンス・アントネッティ「リンドーアは来季の開幕ショート」

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メジャーを代表するスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアを今オフ中にトレードで放出する可能性が取り沙汰されているインディアンスだが、すでにフロントオフィスにはリンドーアのトレードに関して、多くの球団からの問い合わせが届いているようだ。しかし、日本時間11月14日、インディアンスのクリス・アントネッティ野球部門社長は「このチームの来年の開幕戦の遊撃手はリンドーアだと思う」と語り、トレードで放出する可能性を否定した。

リンドーアは2021年シーズン終了にフリーエージェントとなるため、インディアンスは必ずしも放出を焦る必要はない。しかし、インディアンスの予算規模では契約延長が絶望的であるリンドーアについて、MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、来季のインディアンスはワールドシリーズ制覇を狙えるような状況ではないこと、このまま年俸が上昇していくとムーキー・ベッツ(レッドソックス)のように放出が困難になってしまうこと、獲得に興味を示している球団が多数あること、などを理由として今オフ中に放出すべきと主張する。

リンドーアを放出することで多数の若手有望株を獲得できるのであれば、インディアンスは数年後に再びワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作れるかもしれない。しかし、少なくともアントネッティはリンドーアを放出しない形で、リンドーアを保有できる残り2年のうちに頂点を目指すことを考えているようだ。それに関連して、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、インディアンスが自軍の若手先発投手を含めたトレードを検討していることを伝えている。

インディアンスは、先発投手陣にトレード不可の「アンタッチャブル」な存在はいないと考えているという。もしそれが事実であるならば、コリー・クルーバー、カルロス・カラスコといった実績のある先発投手のほか、シェーン・ビーバー、ザック・プリーサック、アーロン・シバーレといった若手投手たちもトレード候補となる。チームのなかでは戦力が比較的充実しているエリアである先発投手をトレードの駒として、弱点となっているエリアを補強する。アントネッティはそのような形での補強を思い描いているのかしれない。