古代の瓦をヒントに作られた日用品や、作品などを集めた展示会が、いま、奈良市で開かれています。
この展示会では、瓦をデザインしたお皿やお盆などの日用品や、瓦をテーマにした小説などの作品、あわせて45点が並べられています。
こちらの赤膚焼の小皿は、古い丸瓦によくみられる蓮の花のモチーフが描かれています。
また、高浜虚子の句からは、瓦屋根が当時、裕福な家の象徴だったことがわかります。
他にも着物やアクセサリーに描かれるなど、瓦が古くから様々なかたちで人々に親しまれてきたことが感じられます。
帝塚山大学付属博物館 清水昭博館長
「瓦は古い貴重な文化財というよりも身近にあるものです、そういったところに古い瓦のデザインがあるというところを気づいていただけるよう展示していますのでそういったところをご覧いただきたい」