日本振興銀行の関係会社、武蔵商事(株)が破産

 武蔵商事(株)(TSR企業コード:298057298、法人番号:4010001126830、千代田区飯田橋1-3-7、2009(平成21)年8月、資本金4000万円、森博臣社長)は11月6日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には三浦亮太弁護士(三浦法律事務所、千代田区大手町1-5-1、電話03-6270-3500)が選任された。
 負債総額は債権者約10名に対して約18億円。大半は(株)整理回収機構(TSR企業コード:293109168 、法人番号:8011201002545)に対するもの。

 日本振興銀行(現・日本振興清算、TSR企業コード:299000370、法人番号:8010001082558) の関係会社で、中小企業レンタル機構(株)の商号で設立。日本振興銀行が主導していた中小企業振興ネットワークの1社として、オフィス用の空調機器等のリース事業を行っていた。しかし、2010年9月に日本振興銀行が民事再生法を申請したことで、経営環境が悪化。同年10月に現商号へ変更し、その後は事業規模を縮小してエアコンとトランクルームのリース業務などを続けていたが、先行きの見通しが立たず2017年に事業を停止していた。

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